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キャンパスライフ

2014/07/18

岡山市内6大学 学生アンケート - 木村ゼミ3年生が10回目を実施 -「毎日新聞」にも掲載

      ◎「政治に関心」は過去最低の31%
      ◎「集団的自衛権 支持しない」44%

 「消費増税」、「集団的自衛権」、「原発再稼働」などの学生にも無視できない話題が取り沙汰されている中、大学生は今の政治にどのように向き合っているのだろうか・・・。

 木村ゼミでは、恒例となっている「岡山市内6大学の学生に聞く 政治意識アンケート」を今年も行いました。6月末にゼミ3年生が6大学を回り、政治意識を探りました。今年で10回目の調査です。
 結果は、7月12日の毎日新聞(岡山版)にも取り上げられて、紹介されました(紙面)。


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 調査に協力していただいた学生は過去の調査同様に、岡山大、岡山商科大、山陽学園大、就実大、ノートルダム清心女子大と岡山理科大の6大学、計449人です。各大学にゼミ生が出向き、対面で質問しました。
  「政治に関心ある」は31%で過去最低でした。過去最高は政権交代が起きた2009年の53%で、翌10年も52%と高かったのですが、昨年13年は46%と低下、今年は一気に15ポイント下がりました。過去は40%を越えており、30%台は初めてです。
  過去の調査を見ると、今年のように学生にも密接に関わる政策があるケースではポイントが高まる傾向にありましたが、今回は、そうはなりませんでした。68%で309人が「関心がない」と答えていますが、「憲法9条の解釈変更」については約半数154人が「支持する」もしくは「支持しない」と自分の意見を示しているため、全く「関心がない」とまでは言えないのかもしれません。
   安倍政権の金融・財政政策をどう評価するかは、「かなり評価できる」「ある程度評価できる」を合わせると59%でした。正社員の有効求人倍率が上昇したことなどが、就活に悩む学生たちからの評価につながったと思われます。しかし、「あまり評価できない」「まったく評価できない」と答えた学生も41%います。安倍内閣を支持しない理由の中に「消費増税をしたから」が複数あがっていたことを考えると、シビアな見方も背景にあるように見られます。

 調査がちょうど「集団的自衛権行使のための憲法9条解釈変更」が閣議決定間近だったため、調査項目に加えました。結果は「支持しない」が44%と最多でした。また、「分からない」が40%と非常に多かったのも特徴です。調査時における学生の反応などを考えると、集団的自衛権そのものが理解できないから「分からない」と、メリットとデメリットを考えた上での「分からない」が混在しているようにも分析出来ました。

 学生の政治への興味関心はどのように動き、何を求めていくのか、木村ゼミでは今後も注目していきます。

過去の調査  第9回第8回第7回第6回第5回第4回

文:江川 友斗(3年次生)

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