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キャンパスライフ

2013/07/11

木村ゼミ 恒例の岡山市内6大学「政治アンケート」

「TPP参加は?」「アベノミクスの動きは?」「領土問題は?」「憲法改正は?」などの話題が渦まいている現在、大学生は政治の動きをどのように捉えているのでしょうか。木村ゼミでは、恒例となっている「岡山6大学の学生に聞く政治アンケート」を今年も行いました。6月にゼミ3年生(ゼミ長:畠木賢吾)が6大学を回り、政治意識を探りました。今年で9回目の調査です。

結果は、6月30日と7月1日の毎日新聞(岡山版)にも取り上げられ、紹介されました。

調査に協力いただいた学生は、過去の調査と同じく岡山理科大のほか、岡山大、岡山商科大、山陽学園大、就実大、ノートルダム清心女子大の6大学、計610人です。各大学にゼミ生が出向き、対面で質問しました。

「政治への関心」は46%でした。政権交代があった09年に初めて50%を超え53%となり、10年も52%を維持していましたが、11年には50%を割って46%となり、12年は41%に急落、13年は08年以前の水準の状態に戻ったようです。今回の上昇の理由は「経済政策」や「TPP参加」などといった市民生活に関わる重大な問題の浮上が大きな要因だと思われます。中でも、経済政策は学生にとって就活に直結する重要なテーマです。「新聞・TV・インターネットなどで政治のニュースや話題を見るか」、「政治について友人や家族と話すか」という質問で、「見る」「話す」人の割合が増えていたことも、今回の政治への関心が増したことに繋がっているようです。

今回は憲法改正も争点になりそうですが、「憲法改正について」は「賛成」「反対」ともに27%でした。賛成の理由としては、「時代が変わり対応できない問題が出てきたから」、反対では「戦争放棄を定めた憲法9条を守りたいから」が最も多い回答でした。残りの45%は「どちらともいえない」でした。

「誰に総理大臣をやってほしいか」という質問では、安倍晋三氏が42%でトップでした。「アベノミクス」などの政策に期待が寄せられているためだと思われます。小泉進次郎氏、麻生太郎氏と続いていましたが、民主党の次期代表が期待される細野豪志氏がゼロだったことには驚かされました。

全体を通して、今の大学生は政治に関心があるというよりも世の中の動きに関心があるように思われます。「政治への期待は?」という質問でも回答の多かった「景気回復」や「雇用問題」。就活に悩む学生と世の中の政治の動きはどのように関わり動いていくのか、木村ゼミでは今後も注目していきます。

また、夏に予定されている参議院選挙では、「行く」は全体で58%でした。行かない人の中には、住民票を実家に置いたまま下宿をしているため岡山での投票が難しい、という学生ならではの背景もあるようです。

掲載の6月30日紙面では、アンケート内容が詳しく報じられました。


毎日新聞記者の取材を受ける木村ゼミ3年生


毎日新聞2013年7月1日岡山版(クリックすると拡大します)

今回の調査では同時に「ネット選挙」にも焦点を合わせて尋ねています。岡山理科大、岡山大、山陽学園大、就実大、ノートルダム清心女子大学の5大学281人の回答で、候補予定者のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を利用したフェイスブックやツイッターなどの選挙運動を「見たことがない」が9割となり、関心の薄さを見せました。 このアンケート結果は毎日新聞の7月1日岡山版で紹介されました。

文:池田優子(11生),写真:木村邦彦

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