2009.2.14  



2009年1月13日、16日、17日

就職活動を始めたばかりの3年次生を対象に、「就職試験対策−面接マナー講座」を行いました。社会情報学科で企画し、外部の講師にお願いして開催するもので (今年も西日本ジャテックス様にお世話になりました)、学生に大好評! 今年で3回目です(2007年度の様子2006年度の様子)。
講座は、全部で3回で、3日に分けて実施しました。それぞれ 「自己PRの組み立て方・伝え方」、「面接試験実践トレーニング」、「模擬面接」 をテーマとした内容。
では、その様子をレポートします。

第1日目

最近の就職活動では、履歴書以外にエントリーシートなどで、 自己PR、志望動機を詳しく伝える必要が出てきました。 特に面接では、自己PRと志望動機をしっかり伝えた上で、厳しい質問にも 的確に返答しなければいけません。
講義では、まず自己PRと志望動機をうまくまとめるためのポイントが 解説されました。大学の就職部が行う就職ガイダンスで、これまでに何度も懇切に教わったので、 書類作成については何とかわかっているはずなのですが…。就職活動直前になって具体的な内容を考えなければならなくなると、 さらにアドバイスがほしくなるものです。自己PR、志望動機のまとめ方について再確認して、 自分の自己PR内容を良いものに修正する作業を行いました。
おおまかな自己PR内容を決めた後、伝え方のトレーニングを行います。 自分では伝えられたと思っていても、相手になかなか伝わらないものです。うまく伝わらない部分を指摘してもらって修正していきます。

 

第2日目

2日目、3日目は大学を離れて、岡山駅前の吉備国際大学駅前キャンパスが 会場です。初めての会場、そしてスーツ着用で気分が変わり、面接マナー講座に身が入ります。
面接受験のために、まず知っておきたいのが、いわゆるビジネスマナーです。面接室への入退室時のマナーや美しいお辞儀、敬語の使い方など、大学では 教えてもらえないマナーがたくさんあります。でも、理解するだけではだめで、実践して他の人に見てもらって、できていないところを指摘してもらいます。なかなか自分のクセはわからないものです。
一通りの面接マナーを習得した後は、面接のロールプレイングに入ります。内容はさておいて、大きな声が出ているか、相手の目を見て話ができているか、話すスピードは適当か、など、お互いにチェックして自分の改善すべき点を把握します。

 

第3日目

3日目は、講師の先生が面接官となって、一人一人模擬面接を行いました。
最初に、模擬面接に備えて、発想&伝達トレーニングです。面接では、言いたいことを瞬時にまとめ、適切な言葉で 相手に伝えないといけません。相手の質問に対して、一瞬で考えて返さないといけないので、このようなトレーニングが役立ちます。
そして締めくくりは模擬面接です。面接の本番で、頭の中が真っ白になってしまっては大変です。面接官からの鋭い質問に対しても、堂々と自分の考えを伝えられるように なるには、実際に面接を経験することが近道です。
社会情報学科では、学科の中でも様々な行事を行っており、学生が主体的に行動しているので、面接の場でPRできる内容に困りません。また、この学科では、決められた科目群を修得することで資格が取得でき ますので、その面でも有利です。目標をもって課外活動を熱心に頑張る学生もいます。あとは、いかに言葉にするかです。
どの学生も、準備ができていたのか、比較的無難に模擬面接をこなしていました。さらに、自己PRが印象的になるよう、そして自分らしさを表現できるように、 何度も練習することが肝心です。

 

今年の就職環境は良くありませんが、自分に合った企業を見つけて、社会で活躍してほしいと思います。
面接マナーセミナーを担当いただいた 八木様、小倉様、ありがとう ございました。


文・写真:水谷直樹