これから,就職戦線に臨む3年次生を対象に,社会情報学科では,就職試験対策「面接マナー講座」を行いました。
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回目は,1月9日(火),主として座学で,自己分析+業界・企業研究を面接・マナーへつなげるための知識の習得をワーク形式で行いました。そして,2回目は,実践編,1回目に学んだことを実技を交えて体得していこうというものです。
岡山理科大学では,就職部が,入学時から丁寧な就職指導を行っており,3年次生になると,毎週木曜日には就職筆記試験対策講座が,6月からは毎月のように就職ガイダンスが開かれています。非常に充実した内容で行われていますが,
意外と忘れがちなちょっとしたマナーや面接の個別指導があれば,より学生たちの意識が高まる(希望の企業への内定が近づく!)との思いから,
今回,学科独自の「面接マナー講座」を企画しました。
では,その様子をレポートします。
【第1日目】
火曜日の9・10限は,通常は3年ゼミの時間。この時間を利用して,全員出席で講座
が始まりました。
講師は,西日本ジャテックスの八木様。最初は,学生たちも緊張した面もちで講義が始まりました。
まず,自己分析や企業研究と面接・マナー全般のお話し。このあたりは既に学内のガイダンスなどで聞いているので,早々に,その知識を実際に面接などに活かすべくワークにとりかか
ります。
あなたの長所は? 短所を長所ととらえ直すリフレーミングをやってみよう,などなど,配られたプリントに書き込んでいきます。うーん,だんだんと気合いが入ってきたぞ。
続いて,身体を動かして,実践。まず,礼の仕方。背筋はこうやってしっかり伸ばす。そして,礼! はい,みんなでやってみよう(・・・うーん,ぎこちない・・・)。
(下の第2回目の礼と比べてみてください。2回目はさすがにうまくなってます。)
次は,2人組になって,さっきのワークを基にして,自分のPRをする練習。
まず,3分間で自分のPRをする。相手はその話を聞いた後,1つ質問をする。これに答えて,1ラウンド終了。はい,次,交代・・・ストップウォッチできちんと時間を計っての実践。
お互い向き合って,隣の声が聞こえなくなるぐらい,盛り上がってきました。
3分って長っ!
あっという間の90分でした。
まだ,就職活動がピンときていなかった人も,こりゃしっかりしないとと意識ができたり,用意ができていたつもりの人も,まだまだだなと気付いたりしての第1回目でした。
講師の先生ともうち解けた感じ。
第2回は,スーツを着てのいよいよ模擬面接・・・・。がんばるぞーー。
【第2日目】
1月13日(土),朝10時から第2回目のマナー講座開始。
土曜の朝ということで,寝過ごしてこられなかったという人もいましたが(これは社会に出たら通じません!),予定のある人や都合の悪い人を除いた約40名の参加者で始まりました。
今回は,前回来ていただいた八木講師のほかに,女性の長江講師にも来ていただきました。
みなスーツ姿で,緊張気味・・・。
まずは,挨拶・礼の仕方から。これは前回もすこしやりましたから,今回はなかなかのでき?自分ではなかなかわからないもので,講師の先生に丁寧に直してもらいます。
次は,いすへの座り方,立ち方。さっきの礼の仕方とともに,やってみると意外に難しい。いすに座るときにはつい下を向いてしまうし,立ち上がるときも緊張してるとガタガタガタッなどとやってしまいます。いずれの動作も自然とできるようにならなくては。練習あるのみ。
それからいよいよ,今日のメーンイベント,模擬面接です。
でもその前に,前回やった自己診断・自己PRをもとに,話す内容をまとめます。頭で考えるだけでなく,メモに書き付ける,ということがポイント。
留学生諸君は,文化の違いに戸惑いながら「日本方式」を学んでいます。
さて,面接会場にやってきて,ドアを開けて,ドアを閉めて・・・。お辞儀をしたら,大学名・所属学部・学科名,氏名をはっきりと言ってから座ります。
後ろにも・・・,前にも,人がたくさん。
みんなでいろいろに意見を言い合って,行動を良くしていきます。「人の振り見て我が振りなおせ」です。
自分では気がつけないことを,他人のやっていることを見ることで,「あぁ,こうしたらいいんだ」,「これはマズイかも」って学習していきます。
みんなの感想は・・・・
模擬面接とはいいながら緊張しっぱなしだった。
これが本番だったらと思うと,冷や汗ものです (^_^;)。
本格的に面接に行く前のこの時期にこうした練習をしておけたことは,すごくプラスになった。
声もなかなか出てこないし,やっぱり本番前には練習しておかないといけないな。
などでした。
2日間,お疲れさんでした。でも,これからが本番。
みなさん!就活がんばって!!
文・写真:志野敏夫・森 裕一