2008.10.26

10月8日,岡山理科大学に,英数高等学院のみなさん総勢30名が見学に来られました。社会情報学科には, 引率の先生お1人とともに7名の方々が訪れてくれました。
 
1.学科紹介
まず,社会情報学科の会議室(21号館7階)で,学科紹介。
森先生により,学科の三大特徴(「理科大の中にある文系・情報系学科」,「学生教育に重点を置いた教育」,「就職に強い」)が簡単に示され,具体的な研究内容が「社情の栞」のクイズをネタに説明がされました。

「手元の栞で,馬の絵のあるのを出してください。さて,この絵のどこがおかしいでしょう?」
「刀をもっているのがおかしいのでは?」
「おっ,するどいね。そうです。こんな絵,見たことあるでしょう。そう,平家物語などの時代は,刀より弓なんですね。そして,このことは,コンピュータを使って,武器に関する単語を集計することによって明らかにできるのです。」と,歴史・文化コースで情報機器をどのように使うかを例示。ちなみに,このネタは志野ゼミの卒論です。他にも「経営・経済」コースの例も説明されました。

2.ゼミ室見学
続いて,ゼミ室を見学してもらいました。文系なのに,2部屋もゼミ室があるのは,ちょっとした自慢。ちょうど,お部屋が空いていた泉ゼミと森ゼミのゼミ室を見てもらいました。
3.コンピュータ実習
さて,場所を4階の「情報処理実習室2」に移して,簡単なコンピュータ実習です。「ブランドを測る」と題して,Excelを使った授業を体験してもらいました。
岡山市内に支店をもつ銀行9行の企業データをダウンロードして,9つの銀行の様相の違いや特徴を明らかにしようというものです。そのために,「顔型グラフ」というデータを顔の表情で表すグラフを使います。そのアドインをExcelに入れて,分析の開始です。指定したとおりに操作していくと,9つの銀行があっという間に,顔の形に変化(正確には,銀行を調査した項目の1つ1つが顔のパーツに当てはめられて,その数値の大きさによって,あたかも表情が作られていくように顔が描かれていきます)。メガバンク3行はでかい,競合相手は様相のよく似た顔をもつ銀行だ,などと結果を考察していきました。棒グラフや折れ線グラフしか見慣れていない高校生にとっては,一風変わった分析だったでしょうか。
一通り分析を終えた後は,缶コーヒーのブランドや職業イメージのデータを顔型グラフに表してもらいました。

2007年度は,海外からの訪問4校を含み,10校以上の高等学校からの訪問がありました。2008年度もたくさん来ていただいています。その中の1校が英数高等学院のみなさんです。
学科訪問,いつでもお受けします。岡山理科大学にある情報をツールとする文系学科,どうぞお気軽にお越しください。