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キャンパスライフ

2012/09/27
[CampusLife] 木村ゼミ生TV出演&新聞登場

木村ゼミ生、「若者の代表」としてTV出演&新聞登場!!!

16年ぶりに4人の新人で争われた岡山知事選は、先月28日に投・開票があり、伊原木隆太氏が初当選して、戦後5人続いた官僚出身者のあと、初めて民間出身の知事が誕生した。
岡山県は財政難が続いており、さらに地域産業の後退、高齢化や過疎化が進む中山間地域、学力低下と暴力が課題の教育など、問題が山積しているが、最近の知事選は低調ムードの中で推移。今回は、4期務めた石井正弘知事引退後の新人4人の戦いとなって、激しい論戦が期待されたが、結果は過去3期の選挙と同じように盛り上がりに欠け、投票率は38.6%、前回の43.8%から5㌽余りも下がった。
ところで、“盛り上がらない選挙”で必ず問題視されるのが若年層の政治離れ、投票離れ。実際、県知事選に限らず国政選挙などでも、最近投票に行かない若者が目立ち、前回の知事選では20~24歳の投票率は22.9%という結果。全体の投票率が下がった今回では、間違いなく、さらに低下しているはずだ。
“やり玉”に上げられた若者だが、その意識は果たしてどこに? というわけだろうか、今回の知事選で、選挙管理委員会も頭を痛めていたが、同時にテレビも新聞も「若者の代表」として、大学生の意識に焦点を当てたようだ。大学生は、20~24歳と同世代である。
木村ゼミでは毎年、岡山市内6大学の学生を対象にして政治アンケートを行っているが、学生らの政治への関心は40~50%余りで推移している。今年6月の調査では41%であった。20~24歳には学生以外も含まれるが、それを考慮しても前回知事選の20%そこそこの投票率は低すぎる。
木村ゼミでは、ゼミのテーマを「なぜ、若者の投票率はここまで低い」におき議論を展開していたが、ここに、「テレビせとうち」、「RSKテレビ」、「朝日新聞」の各社さんが焦点をあててくれた。

岡山県知事選で討議の木村ゼミ、テレビせとうちが放映(10月24日)

ゼミでは、テーマを「なぜ、若者の投票率はここまで低い」におき議論を展開していたが、「テレビせとうち」の取材が求めたものも、まさに同じ疑問を“読み解く”ものだった。
放映は、取材翌日の10月24日午後5時13分からの「ニュース5」のトップで4分半ほどだったが、取材は、議論が続いた90分間行われた。
結論は、非常に難しいのだが、若いゼミ生の主張をまとめると「いまの若者は新聞をほとんど読まないし、テレビを見る時はアルバイト(社会人ならば仕事)から帰ってきた夜10時過ぎ。知事選でいえば、この時にローカル放送はない。若者の情報源は、パソコンや携帯電話(スマートフォン)のインターネットだが、ニュースは全国ネタが中心。知事選そのものを知らないかもしれない。国政選挙でも、地方選挙区の候補者を知らない。訴えも身近に感じない」ということになる。接点が、非常に薄いのである。
ゼミでは、投票の必要性をも議論になる中で、「選挙に行ってみようか」と、当初の「行かない」という姿勢を変える者も出て、内容の濃いものに終始した。
放映された番組を見て、「オレって映りいいな」「私もいい映り」・・・。


「ニュース5」のトップ

議論開始「なぜ、若者の投票率は低い?」







 

麻生さんは、朝日新聞に登場(10月26日)

麻生利佳さん(社情3年)が取材をうけた記事は、10月26日付「朝日新聞」紙面の知事選企画「有権者に聞く③ 教育・若者」に掲載された。
1時間余りに及ぶ取材で、「慣れ親しんだ岡山で結婚や子育てをしたいのに、就職ができるかが不安。新しい知事には地域経済政策に力を入れてほしい」と、これから迎える就活の悩みを訴えた。いまの学生誰もが切実に望んでいることを代弁したものだ。
麻生さんは20歳になって初めての選挙。「是非行って、1票を活かしたい。投票する人は決まった」と、投票離れの若者とは一線を画した考えを披露。
日ごろおとなしい麻生さんだが、実は話好きとの“評判通り”、取材の間は笑顔を絶やすことなく取材に応じ、朝日新聞の若い記者も“満足”? でした。


クリックすると、紙面が拡大(PDF)します。


 

原田君、小寺君、鈴木さん、RSKテレビ「伊原木次期知事と語る」に生出演(10月31日)

原田宏之君(社情4年)、小寺洋行君(社情3年)、鈴木遥香さん(社情3年)は、「RSKテレビ」の「地域スペシャルメッセージ 伊原木次期知事と岡山の未来像を語る」に生出演原田、小寺両君と鈴木さんの「RSKテレビ」生出演は10月31日午後7時から約1時間。伊原木次期知事を招いた「地域スペシャル メッセージ 岡山の未来像は」に、地元経財界や町の人たちとともに参加して、県政の課題を浮き彫りにして次期知事に決意を語ってもらった。若者代表として参加したのは岡山市内の学生9人だが、岡山理科大学からは社会情報学科の彼ら3人が加わった。
番組が始まって早々、次期知事への要望を求められた鈴木さんは、緊張するでもなく(実は、緊張で唇はパサパサだったと・・・)、「次期知事が社長をしていた老舗百貨店の経営力やノウハウをどのように県政に活かすのか聴かしてほしい」と発言。伊原木次期知事が「攻めるポイントは似ている」と応じて、番組は佳境に入っていった。
このあと、小寺君は就活に触れ「東京などに比べて岡山の市場は狭い」と活性化を要望、原田君は問題多いとされる岡山の教育について「暴力などが増えているが、どのような政策を課題にして解決していかれるのか」と質問。伊原木次期知事も「(就活は)目的をもって」「(教育では)規律を守ることが第一」と丁寧に応じた。2人も鈴木さんと同じように生番組を意識するでなく、また緊張したそぶりを見せるでなく、参加の社会人とともに、これからの岡山の進む道について積極的な意見、提言を行った。
課題が大きく膨れ上がった岡山県だが、「どんな岡山にしていくのか、優先順位をつけて」と、最後にゲストコメンテーターの北川正恭・早稲田大学大学院教授がまとめ。三重県知事として業績を残した北川教授に、喫緊の取り組みとして提起されのは「教育」だった。
3人とも緊張しっぱなしだったという1時間。しかし、しっかりと発言でき、その緊張も解けての“生放送”参加の感想は、とにかく「いい経験でした。また、機会があれば・・・」。


生放送スタート

鈴木さん


小寺君

原田君


討論の様子

 

(文・木村邦彦、写真・木村ゼミ)

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