私たち3人は，8月26日から9月2日まで，岡山理科大学の海外研修制度を利用して，7泊8日間の台湾研修に参加しました。

台湾に到着すると，致理科技大学の日本語学科の学生達が空港まで迎えに来てくれていました。
空港から大学近くのホテルまで移動し，その後，致理科技大学の先生や学生の皆さんと台湾料理を堪能し，交流を深めました。

２日目は，大学施設の案内をしてもらい，お昼には日本語学科に歓迎会を開いてもらいました。
歓迎会では，大容量のタピオカミルクティーをいただきましたが，タピオカが台湾発祥ということを初めて知りました。
致理科技大学内には，サービスや観光を学ぶ実習室があり，そこには，ホテルのロビーが再現されていたり，台湾式マッサージのことについて学ぶことができる教室などもあり，とても設備が充実していて驚きました。

３日目は，大学でお茶の講義と中国語や台湾語の講義を受けました。
お茶に全く興味ない私たちでしたが，高山茶の美味しさを学ぶことができました。
講義では，中国語と台湾語を勉強しましたが，中国語と台湾語の発音は似ているようで全く異なるものでした。
その後，台湾の学生に案内してもらいながら，世界遺産の故宮博物院を見て回りました。
さらに，晩御飯は夜市に連れて行ってもらい，臭豆腐などの台湾名物を食べました。夜市では日本と比べて物価が安いため，調子に乗って沢山買物をしてしまいました。

４日目は，致理科技大学卒業生で岡山理科大学に留学経験のある方に案内してもらいました。
高級な茶器を置いている店で買い物をしたり，陶器づくり体験をさせてもらったりしました。陶芸体験では，自分の陶芸の才能にちょっとビックリしてしまいました(笑)。
その後，昨日とは別の夜市へ行き，台湾の伝統的かき氷を食べました。今，日本で流行している台湾式かき氷とは全く別物のようです。

５日目は，三峡という場所で，雨や学問の神様にお参りしました。名物のクロワッサンはおいしかったです。
次に，元台湾大統領府を訪れ，台湾の歴史的人物である蒋介石や台湾の歴史に触れることができました。蒋介石のお墓をお参りさせてもらったときには，厳かな雰囲気でとても緊張しました。

６日目は，千と千尋の神隠しのモデルになったといわれる九份に行きました。特に，九份にある台湾初の映画館では，日本統治時代は日本映画が放映されていたことを目の当たりにし，日本と台湾の深い関係を学ぶことができました。
その後，台湾の学生（女子です！）と私たちで，台湾駅近くのレストランで食事をとり，台湾の学生生活や恋愛事情など，学生同士でとても盛り上がり，楽しい時間を過ごすことができました。

7日目は，つい先日まで理大に留学していた致理科技大学の学生さんが，台北市内の寺院に案内してくれました。日本とは違った参拝の作法（例えば，線香の焚き方）を教えてもらい，縁結びの神様にきちんとお参りしました。
この研修では，公共交通機関（ＭＲＴと呼ばれる電車やバス）をよく利用しました。日本交通機関よりもはるかに運賃が安く，しかも乗継なども簡単にでき，非常に便利だなと思いました。
夕方には，台湾の屋台で送別会を開いていただき，台湾の学生や先生方と色々なお話ができました。
まだまだ台湾で過ごしたかったというのが正直な気持ちです。送別会の最後には，サプライズで，研修証明書を私たち３人それぞれに用意してくださり，とても嬉しかったです。