学生生活

  1. ホーム >
  2. 学生生活 >
  3. キャンパスライフ >
  4. [社会情報学科CampusLife] 就活セミナー2012(その1)

キャンパスライフ

2012/12/23
[CampusLife] 就職活動セミナー(その1)

2012年度 社会情報学科主催 就職活動セミナー(その1)

 社会情報学科3年次生を対象に、学科独自の就職活動セミナーを開催しました。
 3年次生の就活シーズンがとうとう始まりました。しかし、業界研究、企業研究、企業へのエントリーや就職試験・面接に対処できるだけの準備ができている学生はまだ少ないようです。企業から内定を獲得するということは、多くの学生の中から自分が選ばれることにあたります。したがって、内定を獲得するには、他の学生よりも早く就職活動への体勢を整えることが大切で、今からの準備がとても重要です。
 今回のセミナーは2部構成となっており、専門の講師を招いての就活講座、そして学科卒業生を迎えての討論会という構成です。3年次生が就職への意識を高め、就職活動を有利に進めて早期の内定獲得につなげてもらうための企画です。
 参加者は70名以上で、社会情報学科の3年次生のほとんどが参加しました。
 

第1部 キャリア開発支援を専門とする菊池啓子先生による就活講座


 キャリア開発支援の分野で有名な菊池啓子先生を招いて、就活セミナーの第1部として1時間半の就活講座を開催しました。菊池啓子先生は、就活サイト等で有名なリクルート社に在籍しておられたことがある先生です。



 企業の事情と学生の実情をよく把握されているので、この時期の3年次生が求めていた情報を適確に提供していただきました。就職活動を始めるにあたって、しておくべきことは何か、就活におけるスキル、そして就職活動に関連する用語や就職活動のスケジュールについても、わかりやすく教わりました。



 企業をどのように選べばよいのか、面接でどう自己PRすればよいのか、学生は不安を抱いています。それに対しては、「自分がどのような人になりたいのか」という自分自身の目標を設定することが重要であること、この目標が明確になれば自己PRを考える道筋が開け、また、この目標を実現するための企業選びであること、という明解な答えをいただきました。



 学生は、それぞれにメモを取りつつ、熱心に説明に聞き入っていました。また、自己分析の実習を交えたりして、就活に関する技術が体得できました。


第2部 社会情報学科卒業生6名を招いたパネルディスカッション


 第2部は、学科の先輩からナマの就職活動経験事例を紹介していただくパネルディスカッションです。 どのような就職活動を行って内定獲得につなげたか、そして卒業生が選んだ業界について、その業界説明と仕事内容について語ってもらって、内定獲得に対するアドバイスをいただきました。



 専門講師からの一般的な就職活動対策とは違い、体験にもとづく非常に具体的な説明や、学科特有の事情を考慮した売り込み方などについて聞けるとあって、3年次生はいっそうセミナー聴講に熱が入ったようでした。 3年次生からの多数の質問にも答えてくれました。



参加してくれた卒業生6名
【入社3年目 2006年入学】
(情報)野村喜彦君(森ゼミ)
(流通)山田真也君(森ゼミ)
【入社1年目 2008年入学】
(出版)工藤 唯さん(木村ゼミ)
(保険)遠山史笑さん(黒田ゼミ)
(金融)守屋智寛君(森ゼミ)
【 来春就職 2007年入学】
(進学・教員)生和陽康君(水谷ゼミ)



 パネルディスカッションの前に、簡単な自己紹介とともに、業界の内容や動向、業務の内容や働いてみて初めてわかる仕事の現実など、それぞれ語ってもらいました。そして、次に示すように、盛り沢山の内容でパネルディスカッションが進んでいきました。


  • 就職活動の開始時期、エントリー数、受験社数、内定獲得件数・獲得時期
  • 現在働いている職種を選んだ理由、今の会社を選んだ理由、会社選びのポイント
  • 合同企業説明会、就活サイトの活用法、企業選びの方法
  • 企業を調査する方法
  • 内定先以外に回った業種
  • 就職活動の際に心掛けていたこと
  • 採用までの流れ、面接の種類と内容
  • 就職試験への対策、面接試験への対策、面接での緊張について
  • 面接等で失敗した事,成功した事,準備しておけば良かったと思った事
  • 就職活動時の友達&ゼミ指導教員との関わり方:情報交換,相談,励まし等
  • 自分のどこが評価されたと思うか、何をアピールしたら良いのか
  • 地元以外での就職、親元を離れての生活は
  • サークル活動や卒業研究、単位取得との両立
  • 一番辛かった時期や悩みは何だったか、落ち込んだ時や、つらい時をどう切り抜けたか




 各卒業生からのメッセージを要約すると次のようなものでした。
 
野村さん:  面接を受ける上で重要なのは、自分の良いところをエピソードを添えて説明できるようにしておくことです。これができるようになるには、まず自分の特長を良く知ることが必要です。自分の特長がなかなか見つからない場合は、周囲の人たちに見つけてもらってもいいでしょう。
 今は、学生の本分を忘れずに、学生生活そして就職活動に精一杯励んでください。
 
山田さん:  企業を100社以上受験した事例を聞くことがありますが、企業数を絞って企業研究を深く行なってから受験したほうが内定獲得に近道だと思います。入りたい企業が見つかったら、その企業が求める人材像を調べておくことを勧めます。その企業が求める人材像に合うよう自己PRすることで、採用される確率が高まります。
 それから、就職活動を全力で頑張ることが大切です。今すべきことを全力で頑張っているかを企業はしっかり見ています。
 
工藤さん:  気になる企業が見つかったら、情報を集めるために積極的にエントリーをして、企業の内容を知ることが重要です。数多く集めた企業の情報を吟味して、その中から就職したいと思う企業を厳選し、それら企業の情報をさらに深く集めて就職試験に臨むことが大切だと思います。
 また、就職活動では手帳の活用が重要です。現3年次生には便利な就活ノートが配布されるようになって、とてもうらやましいです。
 就職活動は辛い面もありますが、ぜひエンジョイしてください。
 
遠山さん:  営業職を目指していたので、3年生の頃から人との出会いを大切にするとともに、人と会話することを重視していました。大学生の中だけで会話をするだけでなく、幅を広げて歳の離れた人とも会話をすることが、いわゆるコミュニケーション能力を高めます。
 また、面接では素直になることが必要だと思います。それによって、本当の自分を知ってもらうことができます。そして、良い意味で目立つことも重要だと思います。
 
守屋さん:  筆記試験で落ちたら焦りましょう。でも、面接で落ちてもクヨクヨしてはいけません。 そして、就職活動では、「入社したいという想い」だけではダメで、「自分を売り込むこと」が必要です。
 それから、面接等で企業から呼ばれた場合は、その集合場所の地図をプリントアウトして持って行くと役立ちますよ。
 
生和さん:  筆記試験対策として、1つの問題集を最低2度、徹底的にこなすことが重要だと思います。そして、面接試験では声の大きさに気をつけることが大切です。小さな声では存在していないとみなされても仕方ありません。
 教職課程の学生への注意ですが、4年生に教育実習に行かなければならず、その間は就職活動ができません。しかし、教育実習の経験は就職活動にプラスになるはずですので、初志貫徹で頑張ってください。




 卒業生には忙しいところ、東京・大阪をはじめ各地から集まっていただきました。その熱意もあってか、3年次生は最後まで真剣に聞き入っていました。また、3年次生から多くの質問が卒業生に投げかけられ、その1つ1つに丁寧に答えてくれました。この場を借りて卒業生に感謝いたします。さあ、早期の内定獲得に向けて、頑張りましょう。

文:水谷直樹、写真:森 裕一,水谷直樹

PAGE TOP