2008.11.22

2008年後期史跡めぐりレポート

 11月1日、岡山駅の噴水のある広場で集合し、雲ひとつない良い天気で史跡めぐりには最高の日になりました。

 吉備津線で吉備津彦神社まで移動。吉備津線で電車を待っていると、その待ち時間に吉備津線のできた経緯を志野先生が説明してくれました。吉備津線は元々、明治天皇が吉備津彦神社を参拝するために作られた路線とのことでした。

 吉備津彦神社に着くと、志野先生は吉備津彦神社の面白い特徴を説明してくれました。
 吉備津彦神社は、内宮と言う池の中央にある小さな島が在り、ここには女の神様が祭られているらしく、全国的にも同じような場所では女の神様が祭られているそうです。なぜ内宮と呼ばれるのかはわかっていません。

 吉備津彦神社にはもう一つ面白い特徴があります。鳥居が二つ在り、どちらとも全く違う構造になっています。北側と南側の方向についているので、なんのためにあるのかまだわかっていないそうです。
 吉備津彦神社の本殿前で集合写真を撮り吉備津彦神社を後にしました。

 吉備津彦神社からしばらく歩いて吉備津神社に着き、ちょうど昼食を食べる時間になったので吉備津神社を見ながらの昼食をとりました。
 去年は吉備津神社の修復工事で本殿は見えなかったのですが、今回は新しくなっていて、本殿はとても綺麗に仕上がっていました。

 吉備津神社はとても広くなっています。一番驚いたことは、回廊があって、これが何百メートルも続きとても長いことです。回廊の奥のほうまで行くと、鳥居が在り、昔の回廊は今ある回廊よりも長く倍の距離はあったそうです。

 この後、天皇家の先祖が奉ってある御陵に行き、その間はとても長く坂や階段が多くて皆疲れていました。この御陵は吉備津彦が葬られた所らしく、宮内庁が立ち入り禁止をしていたため、遺跡の調査が出来ず詳しい形はわからないそうです。

 

 最後に吉備の歴史資料を展示してある古代吉備文化財センターを見学後、休憩をして集合写真を撮り解散しました。

 今回の史跡めぐりはけが人も出ず、雨にも見舞われずに無事に終了することができて本当に良い史跡巡りになりました。今回は現地でしかわからない吉備津神社に関することを教え て頂き、非常に楽しく学ぶことができました。

文:安本健一(06生),写真:志野ゼミ