2006.12.1





ゼミでの研究 − 山陽新聞で紹介(2006.11.9夕刊)

政治は学生にとって近いのか、遠いのか?

リタイヤ年齢になった団塊の世代にとって、学生運動は懐かしい想い出!? ですが、それにしても、現在の若者、なかでも学生の政治への無関心は、この団塊の世代といわれる彼らには、将来の日本を思えば気がもめる事案でもあります。

では、本当に学生は政治に横を向いているのかな、と社会情報学科の木村ゼミの3年生が、岡山市内の6大学の学生を対象にアンケート調査を行い、意識を探りました。ゼミにおける調査は、先輩たちが3年前にも同じ6大学の学生にお願いして行っており、その比較も楽しみな課題でした。協力いただいた学生は6大学で520人、3年前は744人。前回は総選挙直前、今回は安倍晋三政権が発足して間もない時期、いわば比較的に「政治」が話題になっているころの調査です。

結果は、3年前は45.6%、今回は45.7%が「関心ある」と回答しました。ほぼ同じ数字です。50%を割っていますが、やはり「関心がある」と見るべきでしょうか。ただ、今回の調査で質問項目に入れた「政治のイメージ」については、71.7%が「遠い」との 回答でした。前回、31.7%の学生が「政治のことがわからない」、23.2%が「政治家のいうことが信用できない」としていますが、このあたりが 「遠い」と思うところの“回答”でしょうか。

山陽新聞から取材にきました。11月9日の夕刊に「政治関心あるが“遠い”」という見出しで掲載されました。3年前は毎日新聞(岡山版)に「政治意識 意外と高い」と紹介されました。

ゼミ生は、同じ6大学の学生でも、変化のない結果が出たことに驚きながらも、今後も定期的に継続して「定点観測」を続ければ、面白い結果にたどり着けるのではないだろうか、と総括しています。

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山陽新聞社様の許可を得て,記事の切り抜きを掲載させてもらいました。