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キャンパスライフ

2010/11/02
[CampusLife] 森ゼミ・統計グラフコンクールに挑戦→入賞

岡山県統計グラフコンクール-永友さんの統計グラフが入選!

森ゼミ、岡山県統計グラフコンクールに3作品応募!

統計グラフコンクールとは

「統計グラフコンクール」とは,統計の普及と統計図表の表現技術の向上を目的として,毎年,全国の都道府県で開催されており,優秀作品は全国大会に出品されます。小学生から高校・一般の部とパソコンの部があります。
元はといえば,情報・統計教育の一環として,カリキュラムの中で統計グラフコンクールに参加している成蹊大学の取り組みを知ったこと。「グラフ」といえども,その奥は深く,グラフ1つ作るにも情報収集能力,データ分析力,さらには絵心を含めたプレゼン能力が問われることから,ここは1つ,学科の有志で取り組むことにしました。

統計グラフコンクール取り組みに向けて

まず,その成蹊大学の中西弘子先生を,2009年10月24日(土)の第28回地域分析研究会に講師としてお迎えし,講演の中で,グラフコンクールへの取り組み方を取り上げてもらいました。大事な点やちょっとしたコツを教えていただくとともに,コンクールへの大学生の参加が少ないことから,全国大会をめざし,がんばるようにと,アドバイスをいただきました。

いざ,作成開始!

森先生の説明
森先生,県の上位入賞に向けて,グラフ作成のノウハウを熱弁中


ホワイトボードに貼り付けて検討
ホワイトボードの試作品を見て討論中


レイアウトについて議論中
Excelでグラフを作成し,Wordへ-レイアウトや文言について,画面を見て検討中

最終の仕上げ中

最後は,訴求力のあるレイアウトに。


最終の仕上げ中
おー,出てきた出てきた-大型プリンタで最終印刷

今年度に入って,7月,いよいよ岡山県の統計グラフコンクールの要項が発表されました。締切は,9月6日。森ゼミ3年生で取り組むことにし,できれば4作品を出そうということで,製作にとりかかりました。

まず,森先生から,テーマ決定の仕方,グラフ作成での留意点などが講義され,グループに分かれて,テーマ決定。「ハイブリッドカーとエコ」,「B級グルメと地方活性化」,「売れ筋映画の特徴と国際比較」,「改正臓器移植法と人々の意識」の4つが提案されました。一番困ったのは,データ集め。基本的には,ネットにある情報を使うことにしましたが,どうしてもないもの(たとえば,ハイブリッドカーの売上高)は,データが載っている本を購入しました。

あーでもない,こーでもないと,試作品を見ながら,改善点を探ります。

得られたデータをどう料理するか,どういった観点で訴えるか,そのためにどういうグラフにするか,そしてそれらをどういうふうにパソコンで表現するか,などが議論されます。

基本的には,Excelでグラフを作成し,それをWordかPowerPointにレイアウトしていきますが,Excelのグラフ作成もデフォルトのデザインを使うのではなく,ひと工夫もふた工夫もしたいところ。場合によっては,1から作り直しもしました。

最後は,訴求力のあるレイアウトにしていきます。フォントや色,背景などにも気を使います。ただただグラフを並べるのではなく,見てわかりやすいように,何を言おうとしているかが明確になるように,吹き出しなども活用し,最終版へと仕上げていきます。

要所要所で,森先生に見てもらいますが,ダメだしも何度か(森先生のアドバイスは適格だけど,入賞できるって信じて大丈夫?)

一応の完成を見たら,大型プリンタで,B2サイズ(515mm×728mm)に印刷。パソコンの画面では詰まっているような感じでも,大きくすると,意外と空白が目立つ。でも,なかなかの出来栄え。


何度か修正をして,完成版に。最終的には,「ハイブリッドカー」と「B級グルメ」と「臓器移植」の3つが完成。結局ギリギリまでかかり,9月6日の締め切りの日に,県庁に持参することに。がんばれよっと,気合と期待を込めて提出しました。

で,待つこと1か月。結果,出ました。3作品のうち,永友 由唯さんの作品

ある日、脳死を告げられた家族の臓器を提供できますか?
-改正臓器移植法-


が「入選」を勝ち取りました。10月の間,天満屋の地下の展示コーナーに他の入賞作品とともに展示されていたとのことです(見に行く機会を逸しました・・・)。
他の2つは残念ながら入賞を逃しましたが,初めてとしては上々,なかなかよい経験となりました。今後,金賞をめざし,森ゼミは挑戦し続けたいと思います。

(文・写真:森 裕一)
なお,今回の写真は,実際の取り組みを再現して撮影しました。

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