院生の熊代君が研究会で発表
大学院総合情報研究科社会情報専攻1年次生の熊代 裕君が岡山理科大学「地域分析研究会」の第35回研究会「三国志の世界」(12月20日16:30~)で,日ごろの研究成果を発表しました。
コーディネーターで,熊代君の指導教員である志野先生の開会の言葉から始まり,約45分間の講演が始まりました。
テーマは,「曹操政権と名士の関係について」。概要は,これまで対立関係にあったとされる名士(隋唐期の貴族である)と曹氏との関係について,曹操政権時代からの両者の利害関係などを調べ直すと,必ずしも対立関係にあったとは言えないということを,代表的な名士である荀彧(じゅんいく)の死を通して,考察したものです。
熊代君は,先日,1年次後期の中間発表会を終えたばかり。その内容に前期の研究を加え,これまでの集大成として研究成果を披露しました。先生方の前でしゃべる中間発表会も緊張しますが,公的な研究会はもっと緊張するもの。しかし,落ち着いて,持ち時間もしっかり使って,発表ができました。
熊代君に続いては,志野先生の講演「陳寿による『三国志』の描かれ方」。
師弟による発表会,大変有意義なものとなっていました。
文・写真:森 裕一