パデュー大学・前田先生にご講演いただきました。
12月21日,第36回の社会情報学科・地域分析研究会が日本行動計量学会岡山地域部会(第36回研究会)と岡山統計研究会(第136回研究会)との共催で行われました。コーディネーターは,岡山大学・教育学部の山田先生,講演者は,パデュー大学・教育学部の准教授でいらっしゃる前田有希子先生です。
パデュー大学といえば,ノーベル化学賞をとられた根岸先生の勤務先。前田先生は,キャンパス内で,根岸先生にお会いになることもあるそうです。共同研究者である北海道大学名誉教授の鈴木先生は,本学でも勤務されていたということで,突然身近になったノーベル賞,こんなところでもつながりが・・・。ちなみに,「パデュー」って「PURDUE」って書くんですね。アメリカのインディアナポリス州にあるそうです。
ご講演のタイトルは「Scaling the Revised PSVT:R: Characteristics of the First Year Engineering Students’ Spatial Ability」で,理工系の学生を対象にプレースメントテストとしてよく使用されている立体的に物を考える能力を測定するテスト「PSVT:R」を紹介いただくとともに,そのテストの特性やテストスコアに見られる男女差について,大変わかりやすくお話をいただきました。
この研究会に森ゼミの3年次生も参加しました。ゼミでの研究分野は前田先生のご研究に直結しているわけではないのですが,ゼミの勉強として,また,研究方法や発表方法を学ぶために,参加しました。内容を理解するには,まだまだの感じでしたが,学部卒業後,単身アメリカに渡り,大学の先生になった前田先生への畏敬の念とともに,これからのゼミに参考になることをたくさん学んでいたようです。
終了後,前田先生と一緒に記念写真を撮らせてもらいました。前田先生から,パデュー大学へのお誘いも受けていましたので,ひょっとして誰か渡米するかも・・・。