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2016/07/28

第68回

モリマナミの台湾留学日記 その1「きっかけ編」

森 茉奈美

(香川県高松市出身、2014年度入学)

1【きっかけ編】

この5ヶ月間を振り返って感想を言うのであれば
 ほんとーーーーーーに楽しかったの一言に尽きます。
たくさんの素敵な人にも出会えましたし、いろんなことも勉強できましたし、とても色鮮やかできらきらした5ヶ月間でした。

留学に行くまでは台湾って国がどこにあるのか、どんな国なのかすら知らなかった私がなぜ今回5ヶ月間の留学に行くことにしたのか?まずはそこからお話します。

私がこの台湾短期留学について知ったのは授業の担当先生が台湾留学について紹介していたのを聞いたからです。でも最初は全く興味ありませんでした。留学って英語とか中国語で話して授業も受けるんでしょ?わかるわけないし無理でしょ(笑)って思っていました。

ちょうどそのとき、バイトしていた雑貨屋が大人の事情で1月末に閉店することになってしまいました。そこで2月からバイトできなくなってしまったのです。ほんとにそのバイトが好きだったので、これからバイトできなくなった後どうやって生きていけばいいんだ、楽しみがなくなってしまうとまで考えました。そこで、ふと思い出したのが、この台湾短期留学についてでした。今思うと、あのときは深く頭で考えてなかったです。「バイトがなくなる→短期留学の話がある→よし行けるもんなら行ってみよう。」 本当にこのままの流れでした(笑)。だから、今まで留学先の致理の学生さんから、「どうして留学したの?」と聞かれたときに、「勉強のために来ました。」と答えましたが、あれは嘘です。本当は何も考えずに衝動のまま行動した結果です。ここで、とりあえず謝罪します。嘘ついてごめんなさいm(_ _)m

先に言っておくと、私は中国語も英語もさっぱりできません(笑)。中国語は、大学1年生のとき、授業で週に1回の授業を1年受けた程度で、1年の空白があれば何も覚えているわけありません。もちろん試験は付け焼刃です。英語は、中学生のときから嫌いです。ちなみにテストでは、毎回平均ちょい下の点数です。英語で会話なんて考えられません。「英語を話す?じゃあ帰ります。」と言いたくなるレベルです。

こんな私が衝動のまま5ヶ月間も留学に行って大丈夫だったのでしょうか?
まあ、ここで、この文章書いているので生きては帰ってきています。「安心してください、生きてますよ。」 これ古いネタですか? 私の中での流行は、5ヶ月前で止まってるんです(笑)

まず、最初にみなさんにどうしても言いたいことがあります。「言葉がわからなくてもどうにかなります。」
「どうにもならないと思いましたか?」 私も最初台湾の桃園空港に着いたとき、そう思いました。空港での質問は英語だし、右に中国語めちゃくちゃ話している人いるし、唯一安心できたのは、前に並んでいた人が関西弁話していたことぐらいです。周りの空気も聞こえてくる言葉も3時間前いた関空とは全然違っていました。台湾に着くまでは言葉に対しての心配も不安も特になく、かるーくどうにかなるかなと思っていました。
でも、日本とは全く違う空気、言葉を感じてやっと言葉に関しての不安でいっぱいになりました。
確かに言葉がわからないということは、相手が言っていることもわからないし、相手に伝えたいことも理解されないということになり、怖いと感じるかもしれません。でも、相手に想いを伝える方法は言葉だけではありません。これは私が改めて感じたことです。言葉がすべてではなく、身振り手振り、画像、擬音語など伝えようと思ったときに使える方法はいっぱいあります。さらに、相手の言っていることはわからないことのほうが多いですが、幸い相手は生きている人間なのでその人の雰囲気、声のトーン、表情、前後の行動をしっかり見れば読み取れることは多いし、言葉はなくとも感じられることは多くあります。

   

だからなんとかなるんです!って言っても説得力の欠片もない話になってしまいましたが(笑)、もし「留学したいと思ったけど言葉の問題が・・・」なんて思っているそこのあなた! 大丈夫です。周りの人に支えてもらいながら留学始めてから勉強始めればいいんです。誰も最初から留学に来た人が話せるとか理解できるとかは期待していません。わからない、できないことを知りに留学行けばいいんです。これ、あたかも自分の言葉のように言っていますが、ある先生から聞いた言葉です。聞いたときはよくわからなかったのですが、今なら意味がよくわかります。できないことを知って、勉強したいという気持ちを作るというか、そんな感じです。私も今この留学で出会った台湾人のルームメイトの子達とちゃんと会話できるようになりたくて、中国語と英語の勉強頑張っています。頑張る理由を見つけるというか、やる気を見つけるというか、とにかく、言葉はこれからやればいいんです。最初わからなくても、私がそうだったように時間が経てばきっと少しはわかるようになります。
だから、もし留学できるチャンスがあるなら飛び込んで一歩踏み込んでほしいなと思います。

   

そんなこんなでですね、台湾到着と共に言葉に関しての不安でいっぱいになった私の台湾での5カ月間の留学生活が始まりました。

今回はこの辺で終わります。次回は、留学先の致理科技大学と、台湾の食事についてお話します!

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