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キャンパスライフ

2012/07/20
[CampusLife] 木村ゼミ-OHKスタジオ見学

木村ゼミの3年生、OHKで生番組のスタジオを見学しました!

 「本番10分前です」
 「7分前、6、5・・・」
 4分前からは、ディレクターがカメラの前で手の指を折りながら合図を送り、ついに「0」。
 「おはようございます」
 キャスターの上岡元アナウンサーと神谷文乃アナウンサーの爽やかな声で本番が始まりました。スタジオ内には一瞬緊張感が・・・。私たちからわずか数㍍先。ゲストのコメンテーターも話題に加わり、にこやかに言葉を交わし始めて、スタジオのムードも落ち着いてきたようです。
 見学させていただいた番組は、毎週月~金曜日の午前9時55分から11時15分放送の「エブリのうち」です。
 9時30分集合のロビーに、船曳一成・編成局制作部長が来られ、部長直々、そのまま案内をしていただくことになりました。
 スタジオ内はライトに照らされていました。奥には、テレビで日々目にするキャスターらが座るメーンテーブル。すぐ横にレポーターが使う説明用のテレビが1台、さらに、この日に使われる調理用のテーブルも置かれていました。カメラは、小さなクレーン車に取り付けられたものを含めて4台。床には太いコードが散乱しています。スタジオの中を見るのは初めてです。「ここで撮られた番組が放送されるのか」と感動を覚えました。
 私たちがスタジオに案内された時は、ちょうどリハーサルの終わりごろ、ディレクターをはじめとするスタッフと出演者が入念な準備を終えたところでした。スタジオ内は、リラックスムードで和やかな様子でしたが、この雰囲気は本番が始まると一転します。上岡アナウンサー、神谷アナウンサーの軽妙な話しぶりとは裏腹に、ピーンとした空気が漂っているように感じました。しかし、CMの時間になると、また一転です。オン、オフの切り替えの速さは、「さすがプロ」と実感しました。
 放送がVTRになった時にスタジオを出て、副調整室(サブ)と呼ばれるところに連れて行ってくれました。音声、ビデオエンジニア(VE)、タイムキーパー(TK)など専門のスタッフがいて、モニターを見ながら、秒単位で放送画面を切り替えていきます。音声は、キャスターやコメンテイターなどの声やBGMの音量を調整、タイムキーパーは、時間調整と管理を行います。指示するのが総括ディレクター、全体に目配りしているのがプロデューサーです。スタジオとは違った緊張感がそこにはありましたが、案内いただいている船曳部長によれば、それぞれの分担された役割の中で、怒声が飛ぶのが日常茶飯事だそうです。ただ、この日は何ごともなく(私たちに遠慮して?)、静かな進行でした。
 再びスタジオに戻って、「エブリのうち」のエンディングの様子を見ました。番組が終了して、くつろぎを見せる上岡アナウンサーと神谷アナウンサー。この日のレポーター役の淵本恭子アナウンサー、そしてゲストのコメンテーター。ほっとしたところで、みなさんと記念撮影。いい記念になりました。

「エブリのうち」出演者と記念撮影
「エブリのうち」出演者と記念撮影

 さらに・・・
 ひと休憩後、上岡アナウンサー、神谷アナウンサーがロビーに来られて、私たちゼミ生と懇談の場を持っていただきました。
 キャスターとして必要なことは、何ごとにも関心、興味を持つことだそうです。番組の中で、何が話されるか分からない、その時に、あわてないためには最低限必要なことだそうです。「何ごとにも顔を突っ込め」。そういえば、木村邦彦先生も言っていたな、とふと思い出しました。
 「発声には気を遣われていると思いますが・・・」には、神谷アナウンサーが、日常実行しておられるという練習の一端を、ロビーに声を響かせながら披露してくれました。
 芋虫まで食べた上岡アナウンサーの取材の苦労話、日々の衣装、化粧、髪型にまつわる神谷アナウンサーの裏話などに、しばらく時間が経つのも忘れるほどでした。

OHKロビーで、上岡元、神谷文乃両アナウンサーと懇談
OHKロビーで、上岡元、神谷文乃両アナウンサーと懇談

 普段、何気なく見ているテレビ番組ですが、いろいろな人たちの役割の上に成り立っていることが実感できました。生放送という独特の緊張感を感じることもできました。
 船曳部長、上岡、神谷両アナウンサーには、貴重な時間を割いていただき、丁寧に詳しく放送の楽しさ、おもしろさを教えていただきました。テレビの見る目が変わったように思います。ありがとうございました。

(文・豊田浩平、写真・木村邦彦ほか)

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