教員プロフィール
三原 裕子
担当科目(学部)
- 経済原論
- 地域経済分析
- 国際経済論
- ミクロ経済解析
- 経済情報化論
- 社会情報実習α
- 社会情報研究I,II
- 卒業研究
担当科目(大学院)
- 地域経済分析特論
- 社会情報特論
専門分野
- マクロ経済学
- 経済政策
研究内容
現在、日本のみならず多くの先進国で直面している「少子・高齢化」についての研究を行っています。「少子・高齢化」のもと年金や介護といった社会保障制度が問題となっていますが、私のこれまでの研究としては、社会保障制度が経済に及ぼす効果を考察し、さらには経済全体としてどのような政策が有効であるかを併せて考察を行ってきました。
今後の研究としては、先進国においてなぜ少子化という現象が起こるのか、さらに少子化が進んでいるのになぜ教育負担が増加しているか、という事を中心にそのメカニズムを探求していきたいと思います。
ゼミに来てほしい人材
- 何でもいいから一度やってみよう!と思える好奇心旺盛な人
- 「分からない」「面倒くさい」と簡単に言わない人
- 教員との約束事や一般的な約束事を守れる人
在学中にしてほしいこと
登山 :
山に登るたびに頂上で何とも言えない達成感を感じます。ところが、登山口では楽しみで心が弾むのに、登り始めると1時間も経たないうちにあまりのしんどさに帰りたいと弱音を吐いてしまいそうになります。でも、とにかくがむしゃらに登り続けて頂上に着いた時は、「この山に勝ったぞ!」という達成感でいっぱいになります。おそらくこの達成感は、車で頂上に登ったとすれば味わえないはずで、すごく辛くてくじけそうになりながらも耐える事が出来たという自信からくるものなのだと思っています。
我々は日常生活においても学問においても、しんどい事はなるべく避けようとしてしまいます。ところが、しんどいけど何かをやり切ったという経験が自信になり、長い人生の中で直面する諸問題に対応する為の術につながるはずです。ですので、自分にとって「少し難しいかな?」と思う事にどんどんチャレンジしてみて下さい。
お勧めの本
- 吉川栄治『親鸞』(講談社):浄土真宗の開祖である親鸞聖人の波乱に満ちた人生を描く。
- 土場学、佐藤嘉倫他『社会を“モデル”でみる-数理社会学への招待-』(日本数理社会学会):経済学って小難しくて身近ではないと感じている人にお勧めの本。経済学ってこんなことも出来るんだ、と感じて下さい。
所属学会
主な著書
<<学術論文>>
- 三原裕子(2004)「消費の習慣形成が存在する世代重複モデルにおける年金政策」 『大阪市大論集』 第110号 53-68頁
- 三原裕子(2005)「退職決定・年金システムおよび黄金律 ―果たして定年制度は必要か―」 『経済学雑誌』 第105巻 第4号 88-103頁
- 三原裕子(2006)「習慣形成・年金システムおよび動学的安定性」 『経済学雑誌』 第107巻 第1号 31-50頁
- 三原裕子(2006)「家族介護、介護保険および資本蓄積」 『大阪経大論集』 第57巻 第2号 221-231頁
- Yuko Mihara (2010) “Care of the Elderly and Public Long-term Care” Discussion Paper No.57, Osaka City University
- Yuko Mihara (2010) “The form of elderly care from child and wage subsidy” Discussion Paper No.58, Osaka City University