写真は「公害白書」，「環境白書」である。昭和４４，４５，４６年は公害白書，それ以降は環境白書と名前を変えて発行されているが，井上研究室には平成１８年まで全巻そろっている。一つの研究室でこれだけそろっているところはあまりないと思われる。
井上先生だけでなく，ゼミの３年生，４年生，大学院生が卒業研究などに活用している。
初版昭和４４年版は約２６０ページほどであったが，昭和４６年版以降は４００ページ以上になった。地球環境問題が取り上げられるようになったのは昭和５６年版から。また，カラー印刷になったのは平成９年版から。平成１０年版からは小・中学生などからのコンクールの応募作品から表紙絵が選ばれるようになり今日まで続いている。

井上研究室・・・研究テーマは「環境政策」。日本の環境政策を社会・経済との関係から，韓国，中国の環境政策をそれぞれのこれまでの歴史との関係から，そして，エジプトについて，その環境政策と日本のODAによる協力について，研究している。