講演要旨
1. エンロールメント・マネジメント (EM) の
概念
・ エンロールメント・マネジメントの定義と日本におけるエンロールメント・マネジメントについて
2. エンロールメント・マネジメントを実行するめに重要な学生の声
3. エンロールメント・マネジメントにおける教職員の役割
・新入生の募集だけでなく、在学生の維持を図るために、必要となる教員と職員の役割について
4. まとめ
・エンロールメント・マネジメントを具現化するための戦略的モデルとして、ICカード学生証を
事例に出しながら、EMの概念あるいは学生サービスに関しての精神論だけではなく、具体的収益構造を作りながら、更に学生サービスの向上を図らなければ、実のある戦略モデルにならないこと等について
*エンロールメント・マネジメント ( EM ) とは
学校の発展のために「入り口」「中身」「出口」という学校の運営の流れを一貫性のある理念に基づいて運営・管理し、相乗効果を上げるという、リスクマネジメント時代における大学経営の一つのマネジメント手法で、縦割りの組織を崩し得る私立大学を中心に注目を浴びています。しかし、実態は危機意識が強い国立大学の方がこの試みは先行しています。
● 「エントランス・マネジメント(学生募集強化、入学管理) 」 ● 「エデュケーション・マネジメント(教育・研究強化) 」
● 「キャリア・デベロプメント(キャリア開発、就職支援、人材輩出)」
を一貫して管理・強化することです。
つまり、本学の教育理念を、マーケティングにて内外に宣言・広報し、理念に共感する入学希望者を募集することです。本学が求める人材像(アドミッションポリシー)に合致した入学生に対して教育理念に基づく教育を全学が一丸となって実施。そして、本学の理想とする人材を輩出し、社会に貢献するという流れです。
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