岡山理科大学総合情報学部社会情報学科研究会


 

第26回研究会 案内

 

 ◇テーマ  農村と地域研究 −地誌学と文化人類学の接近−

 ◇日 時  2009年10月1日(木) 16:00〜18:30

 

 ◇場 所  岡山理科大学 21号館 7階 会議室
          岡山市北区理大町1-1


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  キャンパスマップの青の[21]です。
ロータリー奥の赤い鉄橋を渡って,25号館に入ってください。
エレベータで1階まで降り,外に出て,21号館へ移動してください。
21号館のエレベータで7階に上がり,出たら右に回って,会議室にお越しください。

 ◇プログラム

   

コーディネーター:徳澤啓一(岡山理科大学)

司会:徳澤啓一(岡山理科大学)

 

16:00-17:00  

谷口陽子氏(専修大学経済学部)

「ムラの変化と存続−岡山県新見市馬繫−」

講演要旨
 本報告では、岡山県新見市の中山間地域に位置するムラ馬繫の戦後約60年間の存続と変化の内容について論じる。馬繫は、ミシガン大学日本研究所が戦後岡山にフィールドステーションを設置した際、その調査地の一つとして選定されたムラである。同ムラでは、同研究所のプロジェクトメンバーであった文化人類学者ジョン・B・コーネルが1950年から1年にわたり調査を実施した。本報告では、当時彼が見たムラがその後どのように変化し存続したのか、および彼の調査が今日どのように語り継がれているのかについて述べる。

17:00-17:15  

休 憩
 

17:15-18:15  

中村真里絵氏(総合研究大学院大学文化科学研究科)

「タイ東北部における土器作りの産地形成に関する地理的考察」

講演要旨
 本発表では、タイ東北部の土器生産地であるダーン・クウィアンの土器作りの変遷の通時的・地理的分析を通じて、ものづくりと社会との関係について考察する。従来、東北タイに住人々の生業は稲作であった。ダーン・クウィアンに住む人々も、かつて生業は稲作であり、土器づくりは副業であったが、ここ40年の社会変化のなかで、土器作りが専業化していった。このことは、多くの土器作りが衰退する近年の動向とは、ある種、逆行しているものである。こうした過程において、人々がどのような適応をみせてきたのか、現地調査で得たデータから検討したい。

18:15-18:30  

質疑応答

 

 ◇参加費  無 料

■ 連絡先

   徳澤 啓一 (地域分析研究会代表者)
      E-mail: tokusawa

      岡山理科大学 総合情報学部 社会情報学科
      〒700-0005 岡山市北区理大町1-1

 

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2009.9.22更新
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