教員プロフィール
森 裕一
教授
Yuichi Mori
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- ◇ 研究室訪問
担当科目(学部)
- 社会情報入門
- 情報リテラシー
- 社会調査法
- データ解析システム
- 行動計量学
- 社会調査実習
- 社会情報研究I,II
- 卒業研究
担当科目(大学院)
- 行動計量学特論
専門分野
- 社会情報データの統計的分析(計算機統計学)
調査などにおける調査項目精選の研究
データの調査結果への影響に関する研究 - Webベースの統計システム
- 統計教育・情報処理教育・情報教育
研究内容
ツールとしてのデータ解析とコンピュータ -
社会の情報を分析する有効な手段として統計があります。この統計手法の理論的な研究およびコンピュータによる数値的検討や新しい手法の開発・プログラム化などを行っています。たとえば,データをわかりやすく視覚化したり,たくさんの調査項目の中からよりよい項目を精選する方法などです。
また,計算システムや統計教育用のデータサイトをWeb上に構築することも行っています。これらは,計算機統計学の分野に入る研究です。
これらに加え,情報処理教育・情報教育にも関心があり,入門から専門までのさまざまなデータ解析とそのシステムおよびコンピュータ利用を日々研究しています。
ゼミに来てほしい人材
当然ながら,データ解析とコンピュータに興味がある人を望みます。しかし,それよりも大切なことは,森ゼミに来て,これらのことを「教えても らおう」という態度ではなく,「自ら学びとってやろう」「卒業時にはこの分野の専門家になってやろう」という意気込みをもっていることです。その意味では,結局は,「在学中にして欲しいこと」に記したことをやっている(やってきた)人が最も欲している人材だと思います。
在学中にしてほしいこと
- 学生の本分を忘れない!
簡単にいえば,大学にきちんと来て,授業に出ること。もう少し高尚にいえば,卒業時にはその道の専門家になるべくしっかり研究をしてほしいことです。大学とはそういうところです。高等学校の延長のように考えてはいけません。大学の物的資源,人的資源をしっかり利用して,教養を高めるとともに専門性を高めてほしいと思います。昔に比べて,今の学生のみなさんは大学に来た目標が希薄だと思います。今一度見直してくださいね。 - 2つ以上のことを並行に!
1つ目と矛盾したようにも見えますが,勉強ばかりはだめ。それ以外のことにも打ち込んでほしいと思います。たとえば,サークル,旅行,習い事,アルバイト・・・,自分を高めるものであれば何でもかまいません(家に帰ってTVゲームに打ち込む・・・これは,ちょっと違うように思います)。もちろん,サークルやアルバイト一辺倒ではだめです。大学でしっかり授業に出て,放課後は社会勉強のために接客業のアルバイト,学会で発表ができるぐらい研究に打ち込みながら,週2回はサッカー部,といった具合に,性格の違うことを2つ以上してほしいということです。なぜ,異なる要素をもったものをすればいいかわかりますか?それは,違った角度から物事 を見ることができるようになるからです。人間,2つや3つのことは同時にできます。また,それぞれが忙しい方が生活は充実してくるものです。ぜひ,打ち込めるものを勉強以外にも作ってください。 - 人と人のつき合いを大切に!
「おはようございます」「元気?」「ありがとう」,こういった言葉を大切にしてください。挨拶は,人と人とのつき合いの基本です。そして,それらを媒介にして,たくさんの人と交わってください(恋愛も!)。2つ目ともかかわりますが,何かに一生懸命になっていると,自然とそこには人とのつき合いが生まれます。その中で,相手の気持ちを考えたり,人のいやがることに気付いたりできます。大学時代に培った人的交流は,人生長く続くものです!
3つあげます。
お勧めの本
- 読みながら学ぶ
「グラフの表現術」,山本義郎,講談社現代新書
- 専門的な本に見えるが,実は読みながら実践して技術を身につけることができる本。何気なく見ているグラフにもいろいろな工夫があること,データ解析もソフトを使えば簡単といった読み物。
- ものの考え方
「100円のコーラを1000円で売る方法」,永井 孝尚,中経出版- 商品企画部のキャリアーウーマンがさまざまなマーケティングを学びながら奮闘していく物語仕立てのわかりやすい内容の本。基本的にマーケティングを学ぶための本だが,人の行動や心を動かすすべを知ることができるお勧めの1冊。
- 最新動向を知る
「週刊アスキー」,アスキー・メディアワークス- IT系の最新動向を知るには,週刊誌も大切。ビジネスに役立つ知識やちょっとしたPCの使い方のヒントも多い。同系列のものなら何でもよい。1冊は読んでおきたい。
- IT系の最新動向を知るには,週刊誌も大切。ビジネスに役立つ知識やちょっとしたPCの使い方のヒントも多い。同系列のものなら何でもよい。1冊は読んでおきたい。
所属学会
- 日本計算機統計学会 (評議員05-10,国際交流理事07-12,会誌編集委員01-14,広報委員01-10)
- 日本統計学会 (会誌編集委員04-06)
- 応用統計学会
- 日本行動計量学会 (理事06-14,大会担当委員長12-14,広報委員長07-11)
- 日本分類学会 (会誌編集委員11-14)
- 情報処理学会
- 数学教育学会 (評議員06-)
- コンピュータ利用教育協議会(CIEC:Council for Improvement of Education through Computers)
- International Statistical Institute (Elected member)
- International Association for Statistical Computing (Council member for the years 03-07,Chair of IASC Nomination Committee for ISI 03-07,13-15),Asian Regional Section (ARS) of the IASC (BoD Ordinary Members)
ジャーナル編集
- Computational Statistics Editor-in-Chief
主な著書
- 編集した本
Gentle, J.E., Hardle, W. and Mori, Y. (編集). (2004).
Handbook of Computational Statistics -Concepts and Methods-. Springer-Verlag, Heidelberg.
など - 翻訳した本
W. Hardle, Z. Hlavka, S. Klinke 著, 垂水共之, 鎌倉稔成, 森 裕一, 中野純司, 山本義郎, 宿久 洋 (2002).
統計解析環境 XploRe -アプリケーションガイド-. 共立出版, 東京.
など - 執筆した本
大西正和 編著 寺島和夫, 栃尾真一, 森 裕一, 浅野千恵, 小池俊隆, 大西正和, 平川理絵子 (2000.10). 多言語プログラミング演習. 同文舘, 東京.
など