学生生活

  1. ホーム >
  2. 学生生活
  3.  >
  4. 在学生コラム

2011/11/20

第48回

グラフコンクール入賞!

光 畑 元 気

(岡山県岡山市出身、2009年度入学)

みなさんこんにちは、社会情報学科3回生の光畑元気です。

社会情報学科では、他の学科より1年早く、3年次からゼミに配属されます。私は、情報統計・コンピュータを主とした、森先生のゼミに所属しています。今回は、前期のゼミ活動について紹介したいと思います。

私の所属するゼミでは、3年次に、ゼミの2つの中核分野である統計とコンピュータ(プログラミング)の2つの分野を学習します。前期では統計の方を選び、その具体的な取り組みとして、「岡山県統計グラフコンクール」に参加することにしました。「統計グラフコンクール」とは、統計の普及と統計図表の表現技術の向上を目的として、毎年、全国の都道府県で開催されており、優秀作品は全国大会に出品されます。森ゼミでは、昨年度から参加しています(昨年度の様子はこちら)。私たちは、森先生指導の下、「金賞」目指して取り組みました。締め切りは9月頭です。

まずはグラフコンクールについて説明を受け、テーマ決めを行います。テーマの傾向をつかもうと、前回の受賞作品や他県の作品を参考にしたところ、時事ネタや環境問題など、世間で話題になりやすい物が受賞作品に多いとわかりました。そこで2グループにわかれ、時事ネタとして「スマートフォン」、話題性のあるもので「少子高齢化」と、大きなテーマを決めてから深めていくことにしました。

私は少子高齢化の担当で、各々で情報収集をして持ち寄り、その中から老人ホームに入りたくても入れない「待機高齢者」のデータをもとに、グラフの作成とテーマの流れを考えていきました。作ったグラフは毎回のゼミで発表し、どうすれば内容が伝わりやすいか・見やすいかなどを議論し改善していきます。テーマの流れも、目的がはっきりとしたストーリー性のあるものを作ろうと議論しましたが、これがなかなか上手くまとまらず苦戦しました。グラフの作成でも、欲しいデータが見つからなかったり、一部データが不足していたりで、結局このテーマは断念。最終的には「少子高齢化による年金制度への影響」へ変更することにしました(このとき、スマートフォン組も同じように行き詰まり、「就職難」についてテーマ変更しました)。少子高齢化の影響から高齢者を支える若者が少なくなっている、その原因は女性の社会進出にあると考え、これをストーリーに、再度情報収集とグラフ作成を行いました。

あとは、出来上がったグラフをテーマの流れに沿ってレイアウトしていきます。グラフ以外にも、わかりやすいように吹き出しや矢印を使ったり、絵を描いて貼りつけてみたり(笑)、森先生にもアドバイスを頂き、完成形に近付けていきました。ある程度形ができたところで、規定のB2サイズで印刷。実際の出来栄えを見て修正していき、ついに完成!


       PCで作成中           出来上がりイメージを前に改善策を検討中


仕上げの印刷

10月半ばに結果が届きました。少子高齢化組の「少子高齢化による年金制度への影響」が見事「銅賞」! 就職難組の「就職への景気の影響は2年後にやってくる?」も入選しました! 全応募作品283点、うち入賞作品50点とのことです(入賞作品リーフレットははこちら)。惜しくも「金賞」は逃しましたが、今回のグループワークで、コミュニケーションの重要性を実感しました。メンバーと討論するなかで、1人では見えてこないことも見えてくるようになり、作品の質が向上していくのを感じました。また、情報収集力やデータの扱い方、グラフの魅せ方など統計の分野で学ぶことも多く、とてもいい経験になりました。

 
表彰状と記念品が届きました

現在森ゼミでは、プログラミング分野としてC言語をみんなで教えあいながら勉強しています。2回生の皆さんは12月にはゼミに配属されますよね? 興味のある方はぜひゼミ訪問に来てみてください!

PAGE TOP