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2006/12/06

第15回

大学生になって変わったこと

末 長 真 伍

(岡山県備前市出身,2005年入学)

 大学生になって変わったこと、それはいろいろある。それは自由が増えたことによる時間の使い方がガラリと変わったからだと思う。

 私は旅行に行くことが増えた。とは言っても海外には行けてなく、今は国内旅行が精一杯。いずれは海外旅行もしてみたいけれど、国内旅行もすごくおもしろい。東京、長野、京都etc・・・。この前は沖縄にも行くことができ、戦争跡地に行ったり、きれいな海を楽しんだり、沖縄名物ゴーヤチャンプルを堪能したり・・・。
 旅行は思い出になる。でも、それ以上にその場の雰囲気であったり威圧感であったりを感じられることがとてもうれしく楽しい。そして、これからもいろいろな所へ足を運んでみたいと思っている。

  もう一つ私が変わったと思えることは、本を読むようになったこと。これは少し前の自分からしてみればありえない事で、本を読むなんてかっこ悪い、なんて思っていた私が今では電車の中でも読んでいる。

 養老猛著『バカの壁』という有名な本が私の本を読むきっかけとなった。実家から通っていて電車に乗っている時間が一日2時間ほどあり、いつも暇をしていた。そこで 、本でも読んでみようと思い、古本屋に行き『バカの壁』と出会った。本に興味のなかった私でも知っている本ということは、おもしろいに違いないと思い購入した。と、これが大変おもしろく、続編の『死の壁』『超バカの壁』もすぐに購入して読んだ。

 『バカの壁』には、「一元論の宗教だと,他の宗教は受け付けなくなる。話が通じないからやがて戦争に発展してしまう。・・・」など,自分では思いつかない考え方を教えてくれた。また,鳥越俊太郎著『ニュースの職人』では、どんな仕事にも真剣に取り組むことの大切さを学び,マスメディアにも興味を持つことができた。

 本を読んで、自分の考えの浅さや、視野の狭さをすごく感じることができた。さまざまな考え方を知ることはおもしろい。ありきたりな小説よりも社会・政治や人文・思想のジャンルは好きだという自分の新しい一面も発見することができた。今ではもっとたくさんこのジャンルの本を読まなければ、と読書に張り切っている。

 私の知らないところにまだまだ重要なことは隠れているんだなぁ、と感心しつつ、大学在学中にいろいろなことに挑戦しなければと思っている。

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