学生生活

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2006/08/24

第12回

学生生活の集大成を・・・

竹 原 拓 詩

(岡山県岡山市出身,2003年入学)

 入学してはや4年目・・・。いよいよ卒業研究に本腰を入れるときが来た!!

 私が卒業研究を始めたのは3年生の春。第1希望のゼミにも入れ、それまでの大学生活で最もやる気に満ちていた時期だった。しかし・・・、環境ゼミに入ったもののほとんど知識が無く、肝心の研究テーマを何にすればいいのか決まらない。そんな時、先生がいくつかのテーマを紹介してくれた。その中に私の興味を引くものが!!それは現在取り組んでいるテーマである「岡山地域における環境意識調査」だった。

 この調査は岡山市内の住民、大学生、高校生、中学生を対象としており、岡山地域における環境意識の現状を把握すること、そして環境教育の課題を明らかにすることを目的としている。方法としてはアンケート調査が主体となった。

 最初は手探りの状態。アンケート調査自体は先生が既に始めており、私はとりあえず調査の全体像を把握するため、背景から探ることにした。 いざ調べてみると意外に奥が深く、ようやく調査の全体像を把握できたのは、残暑厳しい9月頃だった。

 調査の全体像を把握した私は、自分の研究としての物足りなさを感じていた。「先生が用意してくれたデータだけを卒業研究とするのか?」「自分でも何か調査をやってみたい」そう思った私は、先生に無理を言い、自らアンケートを作成し調査を実行してみた。

 しかし、アンケート作成・集計・解析に約5ヶ月をかけたものの失敗・・・。原因は、私の力量不足。計画性や統計学等の知識の無さを痛感した。まさに、これまでダラダラした学生生活を送ってきた“つけ”が回ってきたのだ。

 昨年の後期にアンケートにご協力くださった約100名のみなさん、本当にごめんなさい。

 私が卒業研究を始めて1年4ヶ月たった今年の7月、多くの人の協力もあり、ようやく調査の中間報告書をまとめることができた。この間、就職活動や学内外での研究発表など多くのことを経験することができた。「人は経験と失敗を糧に成長する」なんてことをよく言うが、本当にそう感じることができた1年だった。

 卒業研究に対する捉え方は人それぞれ、本当に卒業するためだけのものと考えている人もいれば、学生生活の集大成だと考えて取り組んでいる人もいるだろう。どうせやるなら私は後者を選びたい。いま自分の持っている能力を最大限に活用して「人生、最初で最後の卒業研究(受売りです)」に挑戦したい。そうしなければ必ず後悔するから・・・

 あなたならどちらを選びますか?

回収された回答用紙
(回収された約2200枚の一部)
報告書
(できた!)
報告書
(中身はこんな感じです!)

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