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2006/05/24

第9回

受けてみなければ,始まらない…!

槙 本 真 里

(広島県尾道市出身,2003年度入学)

 受けてみなければ,始まらない…。

 当たり前のようですが,就職活動シーズンになると,これがなかなかできないものです。

私は先日,めでたく志望していた会社から内定をいただき,就職活動を終えることができたのですが・・・2ヶ月前までは,この会社を受けることになるとは思ってもいませんでした。

 就職を意識し始めたのは3年の秋。もともとUタ-ン(地元就職)志望だった私は,地元企業を中心に企業研究を始めていきました。就職活動当初,自分が何をやりたいのかわからずに,いろいろな業界や企業を受けてきました。そのうち,やりたいことが見つかるだろう・・・と思っていましたが,なかなか見つからず,すごく悩んだ時期もありました。

 はじめは,業界は絞らず,事務職を志望していました。なぜなら,内向的な性格の私には,他人をサポートする方が向いていると思ったからです。しかし,就職活動を進めていくうちに,「自分はこのまま事務職のデスクワークで満足できるのか,もっと外に出て自分自身向上できる職に就きたい」と思い始めました。

 そんなとき,地元での合同企業説明会で,ある証券会社の方から,「今証券界では,女性が多く活躍していて,是非女性の営業がほしい」と勧められました。営業=ノルマというイメージが強く,悩みましたが,業務内容を聞いていると,とてもやりがいがあり魅力的で,私の仕事に求める条件にぴったり当てはまっていたことから,この業界で活躍していきたいと思えたのです。

 こう思えるようになったのも,いろいろな企業を見たからだと思います。いろんな企業を見て,いろんな人に会いながら決めていくことも,1つの方法だと思います。

 そう思い始めてからは早かったです。

 この時点で3月下旬。金融機関が4月から選考が始まるということで,電話帳で自宅から通勤できる範囲の証券会社をすべて書き出し,片っ端から受けていこうと思いました。・・・ただ,どうしても規模が大きなところは自信がなく,小さな会社ばかり受けていました。

 そんなときとき,友人から,「受けないことには,受からないよ!!!ましてや大手は採用人数も増やしているから,チャンスはあるかもしれないよ」と背中を押され,ダメモトで受けてみました。すると,トントン拍子に選考は進み,一次選考から内々定をいただけるまで3週間。あまり証券についての知識がないので,是非入社して自分はこうなりたいという熱意は伝えました。

 就職活動は本当に自分の力を試される場だと思いました。先が見えなくて落ち込むことも沢山ありましたが,自分を信じて頑張れば認めてくれる会社があることも分かりました。

 さらに,一生に一度しかない新卒で就職できるチャンスです。将来に希望をもち,夢を現実にしてください。学生のうちは夢を語れるのが特権だと思います。ですから,悔いのないように,自分の目で確かめ,自分で決めてください。そして,就活の時期はいろんな噂が飛び交い,振り回されがちですが,自分を見失わないように,自分の意思をしっかりもって挑んでください。内定を勝ち取ったときの気持ちは,最高です★ この上ない喜びに浸れます。常にチャレンジ精神を忘れず,自分と戦ってください。きっと良い道が開けると思います。

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