学生生活

  1. ホーム >
  2. 学生生活
  3.  >
  4. 在学生コラム

2006/03/23

第7回

Everything pushes me

包 一娜

(中国内モンゴル出身,2002年度入学)

フラッシュ版はこちら

 私の名前は『ホウ イツナ』,中国の内モンゴルから来た留学生です。今年,大学を卒業し,大学院生に。

 この4年間,異国の地で,自立した生活を送ることができた。それが私の留学の成果です。だけど,最初は日本人との『言葉の壁』に孤独を感じ,辛く ,寂しいことばかり…。そんな時には,言葉が通じる家族に国際電話…。そうして,気持ちを前に向けて日本の生活に慣れようとしました。いつしか日本人が発音する言葉がすっと頭に入って ,意味も意識することなく理解できるように…。

 日本のファション雑誌,種類も多いし,それに何より面白い。中国にもこんな面白い雑誌があるといいな。私が作ろうかな(笑)。

 気が付くと2年生。バイト友達のゆりちゃん,荷物を運んでいるときに,ダンボールを1つ忘れている。これに気付いた私は「ゆりちゃんダンボール1つ忘れてるよ~!!」と ,50mくらい離れた場所から大声で叫ぶ。返って来た言葉は「ありがとう」ではなく,「いっちゃん,日本語完璧だね!!」

 それに日本に留学した特典も…。 国際交流で,ほとんどの日本人が触ったこともない『備前焼』を土から造り上げた。小学校では,子供たちの1日先生に。日本に留学したての頃 ,押しボタン式の信号機に戸惑っていたことが良い思い出です。

 恋をし,喧嘩もし,泣いたり,笑ったり。バイトに勉強,自分の趣味をする時間がなく,面白くなかったり,日本人の友達もあまり多くないけど,少し言葉に訛りのある日本語を武器に ,今,精一杯,遠い異国の地で生活している。

 今年から大学院生。もっともっと頑張るぞ!

PAGE TOP