社会情報学科で学べる「経営学」
山口隆久 教授
■ 専門分野
 経営学|マーケティング|経営戦略
■ 担当科目(学部)
 市場行動|経営戦略|流通ビジネス
■ 担当科目(大学院)
 マネジメント特論
■ リンク
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 「好況よし。不況またよし」・・これは誰もが知る松下電器(現、パナソニック)の創業者、松下幸之助氏の言葉です。この言葉の意味するところは、「不況というものは改善・発展への機会(チャンス)である」との意味ととらえることができます。
 例えば、この言葉通り、100年に一度と言われる景気悪化の逆風下の現在、一人勝ちと言われる程、消費者の圧倒的な支持を得て業績を伸ばすユニクロの凄さ、強さは一体何だろう? 「ユニバレ」なんて言葉があるようにみんなが同じようなモノを着るようになってもいいの? 新素材で開発した商品をあれだけ安くできるのは何故? といったような素朴な疑問を真剣に考えていこうとする学問、これが経営学です。
 経営学がとくに研究対象とするのは、このユニクロや地元岡山発のベネッセ、世界のトヨタ、ソニー社などの“企業”と呼ばれる組織です。この“企業”の活動を科学的に解明しようとする学問が経営学と呼ばれています。
 経営学で取り扱う分野は多岐にわたり、経営戦略論、経営組織論、マーケティング論などが挙げられますが、どれも今日の企業運営において、とても重要なファクターです。私たちは、“企業”となにがしかの形で関係をもって生きていかなければなりません。大学で学ぶ経営学とは“企業”を対象にした学問ではありますが、決して経営者を育成していくような性格のものではありません。講義やゼミでは、経営学がどのように発展してきたかを示しながら、古典的命題と今日の経営課題の接点をミクロで探っていきます。
 経営学は、実に身近な学問であり、かつダイナミックで裾野が広い学問でもあります。“企業”は、経済に連動して日々動き、進歩しています。逆に言えば、それだけ研究テーマが日々増えているわけです。このように変化がある分、経営学はおもしろいですよ。
 是非、こんな経営学を一緒に、そして真剣に学んでみませんか。
Department of Socio-Information, Faculty of Informatics, Okayama University of Science.