研究紹介

  1. ホーム >
  2. 研究紹介 >
  3. 社会情報研究 >
  4. 社会情報学科・社会情報専攻 研究紀要 「社会情報研究」

社会情報研究 第6号の発刊にあたって

 岡山理科大学の総合情報学部社会情報学科では、学科創設の2年後の1999年に紀要『社会科学系研究』を創刊した。これは、「理系大学のなかにある 文系・情報系学科」という学科の特長を活かすための可能性を探るという目標のもと、主に社会科学分野を専攻する教員有志からなされた提案に、学科所属の各分野の教員の同意と参加を得ることで発行にこぎつけたものであった。

 内容面では、法律・経済などの既存の文系領域にとどまらず、環境学・情報学のような新複合領域からのユニークな研究業績の投稿も得て内容の充実に努めた結果、学外からの投稿も見られるまでに成長を遂げてきた。この間一時的な中断はあったものの、最近では年1回刊行というペースを維持し、邦文・中文・英文など、多彩な論考が誌面を埋めるようになっている。とくにこの数年間をみると、大学院生と教員との共同研究成果の公表の場という、創刊当初には夢物語にすぎなかった役割も、徐々にではあるが高まってきていることはまことに喜ばしい。

 こうした内容の充実と歩調を合わせて、発行主体・編集体制についても、当初の学科有志のレベルから、社会情報学科の新たな社会貢献取り組みとして始まった地域分析研究会との連動を強く意識したものへと強化された。

 そのようななか、質・量両面でのさらなる充実をめざし、本格的な査読システムを持ち社会的にも一人前の研究誌として通用する紀要へと飛躍すべく、このたび『社会科学系研究』を終刊し、これを発展的に引き継ぐ研究誌『社会情報研究』を発行することになった。

 本誌は、岡山理科大学総合情報学部社会情報学科の機関誌として位置づけられる。また、原稿募集・編集体制においてもより高度な内容にも対応できるよう編集委員会制を導入したところであり、さらなるレベルアップを進めていきたいと考えている。

 ご叱正とご鞭撻を、切にお願い申しあげる次第である。

2008年9月28日

岡山理科大学 総合情報学部 社会情報学科
学科長 金川 幸司

PAGE TOP