于　暁麗　さん
（地域経済学研究室，2006年入学）

世界経済のグローバル化が速やかに進んでいますが、それに対応して国境を越えて通用する知識や能力を持っていることは重要な役割を果たすと思います。私は、中国で日本企業の通訳の仕事をしながら、日本における先進的な社会制度や経済運営に関する知識に触れてきました。そして、これらを本格的に身に付けようと思って、日本に留学することを決めました。

その際、先輩が岡山理科大学に留学していたため、学校の様子とか留学生活など、いろいろのことを説明、紹介してくれました。また、岡山の温暖な気候風土、人情の温かさも話してくれました。そうしたことからまったく不安を感じることもなく岡山理科大学に進学を決めました。

大学院では、加速する中国経済の現状分析を縦糸として、また観光行動の経済的本質や世界の観光業の展開様式などを横糸として、理論的な基礎を勉強しています。

現在は「地球環境の時代」です。地球上の自然と資源は有限であり、人類は、経済活動によって資源の枯渇と廃棄物のこれ以上の増加を招くことを避けなければなりません。地域固有の資源の魅力を向上させ、その情報を発信することで観光客の誘致を図るということは「持続可能な発展」のための有効な手段ではないでしょうか。このような仮説を検証し、現代中国の経済発展における観光産業振興の意義を明らかにしたいと考えています。

４年間岡山理科大学で学んできて、岡山理科大学の研究環境は素晴らしいと実感しています。岡山理科大学には情熱のある先生がいっぱい。私のゼミの先生も、忙しい中、私の研究について話し合う時間を作ってくれますし、日常生活に潜む社会・経済的な問題点についてディスカッションするなど、学習意欲を高める教え方をしています。これまでの留学生活を振り返って見ると、いろんな感動や貴重な体験に出会ったことは私を成長させてくれました、そこで得たものは生涯の財産だと思います。私は日本にいる間、専門の研究を続けながら、もっといろいろなことを見聞きして、さらに自分の視野と世界を広げたいと思っています。

学生も先生もキャンパスも活気に満ちた岡山理科大学で、私は素敵な留学生活をエンジョイしています。「ああ、岡山理科大学に来てよかった！大学院に進学してよかった！」と心から思っています。