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卒業生からのメッセージ     16

2010/03/09

近藤 隆二 さん

郵便事業株式会社(通称「日本郵便」) 勤務
岡山県立玉野高校から入学。2009年卒業。
卒論のテーマは「ネット通販の法律と今後」


Q: 振り返ってみて、社会情報学科はどのようなところでしたか?

入ったばかりの頃は「何をするのか分からない学科」というのが正直な感想でした。 私はそれが3年のゼミ分けまで続いたので、「この学科、何なんだろう?」という感想を持っていました。
4年間社情生をやった今だからこそ言えることですが、もっと色々な事をやっておけば良かったです。プログラミングと遺跡見学が両方可能な学科なんてそうは無いでしょうからね。

Q: 3年からゼミに所属しますが、所属されたゼミは?

坂部先生のゼミに所属していました。ネット関連の法律を専門している先生です。
3年のゼミではインターネット法学の教科書を読んだり、調べるのがメインでした。4年になると卒論を書くのですが著作権、児童ポルノ、ネット詐欺等々、色々問題山積でまだまだ完成されていない分野で、どれを選んでも面白そうであり、大変そうなのでテーマ選びに苦労しました。

Q: 大学生活はいかがでしたか?

あれこれ言うと安っぽくなってしまう気がするので一言だけ。
楽しかったです!

Q: 今はどのようなお仕事ですか?

郵便屋さんです。一言で何をしているのかが分かる仕事は説明が楽ですね(笑)、知っての通り民営化されて、公務員ではなくなりました。
民営なので、営業して利益を稼ぎながら、公務員時代と変わらないサービスを提供する。というのが日本郵便の使命です。特に、個人情報管理が一番気を使いますね。役所の書類や選挙関連、受験票などを届けるのは日本郵便しかできないので、それらを届けることが一番のプレッシャーです。しかし、それらを配っている時が、「あ~、俺、郵便屋しているなぁ」と実感できる瞬間でもあります。

Q: 就職活動はいつごろから始められましたか?

3年の年が始まってからですね。リクナビなどに登録し始めたのは3年次の11月くらいでしたが、年内は見ていませんでした。11月の大学祭の半田山祭が終わって、部活を引退してから就職活動のことを考え始めました。ただ、私の時は時期が良くて6月には内定がもらえました。それでも私は鈍くさいので10社ほど落ちましたよ(笑)。日本郵便は第一志望だったので内定が貰えた時は非常に嬉しかったです。

Q: 社会情報学科を希望している人、進路に迷っている人にアドバイス、といえば・・・。

特にやりたいことが無い文系の人はお勧めです。
確かに他の学部、学科に比べて専門性を追求すると言う点では一歩劣りますが、その分様々な経験を積むことができるので、「何でも屋」に近い事ができるようになります。ゼミに所属してから専門性を高めていき、もっと学びたいなら進学し、実践の中でスキルを磨きたいなら就職というのがしやすい学科です。学科で仕事が限定されない分、将来的に選択肢が広いのも魅力の一つです。
ただ、ラクして望んでいるようでは目標は達成できません。夢を実現するにはそれ相応の努力が必要です。進路に迷っている人には言えることが少ないですが、現状でベストを尽くす。尽くせそうな選択肢を選ぶ。簡単にやめない、諦めない。ということをしていれば、後になって修正しやすいと思います。
「自分に合ってないからできないんだ」という考えでだらけていては成功できませんからね。「一人で悩むな、誰かに話せ」、これを実行するだけでもずいぶん違いますよ。

Q: 最後に、社会情報学科で学んでいる後輩に一言・・・。

勉強と遊びをバランスよくやっていればいいんじゃないかな?(笑)
どっちかだけっていうのはどれだけその時が良くても、後になって後悔します。周りに合わせるだけではダメですが、周りと協力しながら楽しくやってください。もちろん最低限のルールなどを達成することはいうまでもありません。それができていれば先生たちも何も言わないでしょう(笑)
就活生については現在の就職を取り巻く環境が私が現役だった頃と比べて大分違うのと思うので、一言だけ。
「止まるな、動け」、止まっていては何の解決にもなりませんが、動いていたらなにかに繋がるかもしれません。仮に動いて何もなかったとしても、解決の可能性を追い求めたという姿勢は廻りに評価されます。
がんばれ、後輩! 

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