研究室訪問 第 11回  西野 研究室  |  2006.4.1 
西野 雅二 教授
プロフィール
出身県 福井県
血液型 A型
星 座 てんびん座
好きな言葉 いまやらねばいつできる
わしがやらねばだれがやる

研究テーマ
 ・ 19世紀ドイツ文学

 ・ ドイツ語情報処理

担当講義

  • ・言語情報処理
  • 応用情報リテラシー
  • ドイツ語I・II
  • 言語情報特論(院)
  • 社会情報研究
  • 卒業研究

 
卒業研究のタイトル
小説『ぼっけ,きょうてえ』における岡山弁
広島方言の現状と今後について
『古事記』における政治的価値
C++言語による英語問題集の作成
出雲方言について
日本人と言霊

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先生の研究テーマについて教えてください。

 僕自身の研究内容はドイツ文学です。特に19世紀のドイツの短編小説作家であるテオドア・シュトルムという人の作品を研究しています。日本では昔,大学で講読という授業があり,そのなかでドイツ語の文章を読むということをしていましたが,そこではシュトルムの「湖」というのが好んで読まれていたんです。
 僕は大学院を卒業してからすぐにこの大学に来たのですが,当時は総合情報学部はなかったので,教養部というところにいました。そこでドイツ語を教えていました。

ゼミ生の研究について教えてください。

 できたらドイツ語関係をしてほしいが,ドイツ語を1年習っただけでは難しいので,この学科のキーワードである「情報」をテーマとしていろんなことをやってもらっています。パソコンと英語,パソコンと日本語など,パソコンと文学,語学,言語などの関係を研究してもらっています。実際には,パソコンを使って,C言語やhtmlで英語の練習問題を作ったり,日本語とは何かというテーマをもとに,アイヌ語と日本語の関係や方言研究などをやっています。そのほかでは,言霊についての研究や,古事記の研究をするゼミ生もいます。内容は大きな範囲で語学,文学というところですね。それぞれ学生諸君の本来持っている力に比例した形で,それぞれがいいものを作れたのではないかと思っています。
 パソコンは昔からやっていて,いろいろなプログラムを作ったりもしてきました。ドイツ語エディタなどを作っていましたが,スクロールには苦労しましたね,ドイツ文字の点々が一行ずれたり(笑)。パソコンを勉強したいという人もいいですね。ただ,パソコンだけでなくパソコンと文学,語学を絡められるようになって欲しいです。

学生に対して

 「やる気」ですね。教えてもらうまで待ってるとか,言われるまで待ってる,じゃなくて,自分からやろうという気持ちが大切です。10のことを言われたら,11,12という風に+αができるようになってほしい,もちろん10のことを言われて10するのも本当は難しいんですけどね。みんなが同じレベルになる必要はないし無理だけど,入学した時点より人間的にも勉強の面でも伸びて出て行ってほしい。

休日には何を?

 時々妻をつれて,温泉に行きます。

岡山の印象は?

 僕は雪国の福井県出身で,岡山は雪があまり降らないのがいいですね。ただ,あまりに降らないので少しさみしい気もします。冬は子どもをつれて県北部に雪を見せに行ったりしたこともあります。
 

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