研究室訪問 第2回  徳澤 研究室  |  2005.7.22 
 徳澤 啓一 講師
プロフィール
出身県 福岡県
血液型 B型
星 座 かに座
好きな言葉 世の中の人は何とも言わば言え我が成すことはわれのみぞ知る

研究テーマ
 ・博物館経営論

 ・生涯学習政策とNPO

 ・非鉄金属品の製作技術

 ・古代時生産様式の研究

担当講義

  • 博物館学I・II・III
  • 文化史
  • 博物館実習

 
卒業研究のタイトル
弥生時代青銅器工房の実態
住まいの工夫跡を探る〜オンドル状遺構の見解〜
東北地方南部における関東系土器
銅鏡の東日本の伝播とその背景について
副葬品から見る周溝墓の性格
足柄平野におかる古墳時代後期時

  (上記はすべて,武蔵大学人文学部
   での卒論テーマ)

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赴任したとき,岡山の印象はいかがですか?

 2003年4月に赴任したときは,忙しくて,アパート,駅,大学の3地点の間しかうろついていないので,街の様子はよくわかりませんね。

先生は理大に来る前,「東京の博物館」に勤務されていたそうですが,博物館では普段どのようなお仕事をされていたのですか?

 「新宿歴史博物館」に勤務していました。業務内容は,遺跡の発掘,博物館展示,各種講演講座,区内の子どもたちへの学習支援,雑用などですね。職場を離れるに当たっては,やりたかった企画を実現できなかったことが心残りです。

理大にきた経緯を教えてください。

 知り合いから理大の公募の話を聞き,模擬講義等の選考を経て,採用が決定しました。先生方が怖い顔で睨むものですから,やたら緊張しました(本当です)。あと,私は普段,晴れ男なのですが,選考試験で岡山へ行くときはいつも雪や雨が降るので,岡山に歓迎されていないんじゃないかと思ったくらいです。〈笑〉

大学時代はどのように過ごされましたか?

  バイトに明け暮れました。毎日,朝から夕方までは発掘,夜は居酒屋,深夜はハンバーガー店掃除のバイト等をしていました。授業時間,寝ていても1時間,真剣に聞いても1時間,同じ1一時間なら講義中しか勉強しないと決めていました。だから,成績も悪くなかったですよ。発掘のバイトでは,人生を左右するような出会いがたくさんありました。調査団長の先生も大学から大学院の指導教官でしたし,バイト先の学芸員さんや一緒に働いた仲間たちとは忘れえぬ思い出が一杯です。(泣)

なぜ考古学の道に進まれたのでしょうか?

  私は福岡県出身なのですが,福岡にいたときは,考古学の道に進むことは全く考えていませんでした。しかし,東京に来て,大学で恩師と出会い,またアルバイト先の学芸員の方に勧められるまま大学院まで行き,現在大学で教員になっています。人との出会いで,私の人生は大きく変わりました。人に導かれるまま,ここまできたようなものです。

理大のイメージはいかがですか?

 第一印象は,学生さんが「素直」ということです。東京の大学で教えていたのですが,東京の学生に比べると講義に素直に反応してくれますね(良くも悪くも)。

学生に一言お願いします。

 キャリアデザインをしっかりもつことです。学生時代に自分が本当にやりたいと思ったことを卒業後に仕事として実現させるには,相当な努力を要します。そのために,今からしっかりと計画を立てて,例えば,もしその仕事に就くために必要な資格があるのなら,取っておくとよいですね。
 

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