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教員プロフィール

松村 博行

准教授
Hiroyuki Matsumura

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研究室訪問
専門分野から
yuki-mat
A1号館7階[配置図]


担当科目(学部)
  • 政治学
  • 社会学
  • 国際政治学
  • 行政学
  • 社会情報実習β
  • 社会情報研究I,II
  • 卒業研究
担当科目(大学院)
  • 国際関係特論
専門分野
  • 国際政治経済学
  • 経済安全保障論
  • 現代アメリカ研究
研究内容

安全保障と経済が交錯する領域で生起する諸問題、とりわけ軍事用途にも民生用途にも利用可能な先端テクノロジー(汎用技術)の研究開発、移転に関わる政策の分析が私の研究テーマです。現代のハイテクの多くは汎用性を持っており、しかもその開発は民生企業によって行われています。国家安全保障の観点からは、こういった汎用技術をいかに国境内に留めて、ライバル国に渡さないかが重要な政策課題となりますが、しかしその開発を担う民生企業の立場からみれば、グローバルレベルでの経営活動の最適化を図ろうとするなかで過度の規制は様々な面で重荷になります。ここで生じる矛盾はいかに起こっており、そしてどのように解決されようとしているのかといった課題を、米国と日本を中心に検討しています。

輸出管理政策・経済安全保障・日米関係
ゼミに来てほしい人材
  1. 国内外を問わず政治問題に興味のある人
  2. 現代のアメリカに興味のある人
  3. ゼミに積極的に関わる意欲のある人
  4. 少々のことではへこたれない人
在学中にしてほしいこと

とにかくいろんな人と会う機会を作って下さい。一人の人間が考えたり発想したりできる範囲などごくわずかです。自分と異なる考え方をもつ人、異色の経験をしてきた人、社会の第一線で活躍している人、世代の異なる人と対話する中から、思いもよらない有益な情報や面白いアイデアが得られるものです。こういった経験は、皆さんが今後の進路を考える際に大いに役に立つはずです。
そして在学中に1度は海外に出てみましょう。数カ月単位の留学ができれば最高ですが、難しいようなら旅行でも十分です。視野と見聞を広めて新たな自分の「常識」を構築してみて下さい。

お勧めの本
  • 豊下楢彦[2008]『昭和天皇・マッカーサー会見』岩波書店
    戦後日本外交の出発点ともいえる対米講和交渉を、これまでの「通説」とは異なった角度から分析している。常識や通説を批判的に見る思考態度が大切だと改めて気付かされる。
  • 猪木武徳[2009]『戦後世界経済史―自由と平等の視点から』中央公論新社
    テーマは世界経済だが、戦後の国際関係のエッセンスをコンパクトに学ぶことができる一冊。新書ながら内容は重厚で、何度も繰り返して読みたいと思える良書。
  • 新聞のバックナンバー
    「本」ではないが、日本の戦後政治史を振り返る際にその当時の世論や社会の「雰囲気」を知る上では欠かせない。最近では過去の新聞もデジタル化され、検索の利便性が格段に高まったのでぜひ積極的に利用して欲しい。
所属学会
主な著書
  • 「理工系知識人材の育成に向けた米国の教育改革―『頭脳還流』の時代の新たな取組み」関下稔・中川涼司編著『知識資本の国際政治経済学』同友館、2010年
  • 「通常兵器移転の現状と日本の取り組み」安斎育郎教授退職記念論集編集委員会編『平和を拓く』かもがわ出版、2006年
  • 「米国の軍民両用技術開発と経済政策-軍民統合型研究開発プロジェクトの軌跡-」(博士論文)立命館大学、2005年
  • 「武器輸出3原則の緩和を巡る一考察-武器の国際共同生産と日本の防衛産業」『立命館平和研究』第6号、2005年

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