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2016/08/28

第68回

モリマナミの台湾留学日記 その3「昼ご飯・晩ご飯編」

森 茉奈美

(香川県高松市出身、2014年度入学)

3【昼ご飯・晩ご飯編】

前回は、留学先の致理科技大学と台湾での朝ご飯についてお話しました。今回も前回に引き続き、台湾の食事編ということで、昼ご飯と晩ご飯について紹介したいと思います。

昼と夜は、そこらじゅうにあるお店が開いているので、何を食べるのか迷います。朝ご飯のお店も昼開いていたりするので、そこで食べることもできます。メニューは、挙げたら、ほんとにキリがないので、私がぜひみなさんに紹介したいことをお話していきます。

まず、私が台湾のご飯で1番お気に入りの魯肉飯(ルーローファン)について。
これは、白いご飯の上に豚肉を甘辛い煮汁で煮込み、煮汁ごとかけたものです。この豚肉がめちゃくちゃ柔らかくて、最初食べたときは、味が濃いなと思ったのですが、口が慣れれば、全くそんなこと感じなくなっていました。台湾では有名なご飯で、ほとんどのお店で売っています。こちら、なんと一杯が25元(75円)ほどです。他の料理と食べることを前提に出されるものらしいので、一杯の器は小さいです。私は、よく魯肉飯とスープを晩ご飯として食べていました。両方合わせてお値段なんと45元(135円)ほどです。これが本当に安いだけじゃなくて、めちゃくちゃ美味しんです。ほんと、「こんな美味しいのに、こんな安くていいんですか!?」って言いたくなるぐらいです。
あと、初めて知ったのですが、台湾の人は、食事中に飲み物を飲むことがほとんどないようです。なので、食堂のようなところでは、ほとんど飲み物が出てきたり、水を取りに行ったりということがありませんでした。お茶や水の代わりのスープって感じで、ルームメイトとご飯を一緒に行くと「魯肉飯とスープは何にする?」と聞かれました。食べる流れも、ご飯とスープを交互に食べるっていうより、ご飯食べ終わってからスープという流れでした。

次に餃子!
大学の前の通りには餃子のチェーン店「八方雲集」がありました。餃子の具材の種類は、日本でもよくあるキャベツと肉の具材、ニラ、エビ、トウモロコシ、キムチなどさまざまです。餃子の種類は、焼き餃子、水餃子がありました。餃子の注文方法は、好きな種類の餃子を自分が欲しい個数注文するという感じです。普通の具材とニラの餃子は1つ5元(15円)で、それ以外は1つ5.5元(17円)でした。味はもちろん、ほんとどっちとも美味しいんですけど、私はどちらかというと、大きさが大きい焼き餃子が好きでした(笑)。これも初めて知ったのですが、餃子と一緒にコーンスープを食べるらしいです。コーンスープといっても、あの黄色いコーンだけのコーンスープではなく、どっちかというと、クラムチャウダーに近い感じです。餃子を買うときに、スープと聞かれて、まず候補に挙がるのは、コーンスープってぐらいには普通なことらしいです。「餃子とコーンスープとか合うの?」と思った方がいるかもしれません。私も最初言われたときは、「合うわけね―(笑)」と思っていたのですが、これが普通にいけちゃう組み合わせなんです。餃子のタレの味が結構濃いと感じるので、コーンスープのまろやかさで、いい感じになっちゃうんです。ぜひ、八方雲集に行った際は、餃子とコーンスープの組み合わせを食べてみてください。

あと、弁当ですね。
台湾で弁当だと言われて食べたものには、2種類ありました。1つは、ご飯とおかずが3種類ぐらいで、弁当箱のなかでわかれて入っている弁当。もう1つは、ご飯の上にそのままおかずがのっていて、その上にメインの肉がドーンとのっている弁当です。コンビニで売っている弁当は後者のドーンとのっている弁当が多かったです。正直、食べているそのおかずが何なのかはさっぱりわかりません。ただ、野菜かそうじゃないか、美味しいか、やばい味がするかの判別しかつきません。肉とかは、味が想像できるのですが、野菜になると調味料などによって、その味の想像が未知で無限すぎて、食べた瞬間のリアクションの振り幅が1番広い料理でした。

 

最後に、これは言いたいデザートについて。
私が初めて食べた台湾のデザートは、豆花(トウファ)でした。豆花とは、絹ごし豆腐のような食感の豆乳で作られたヘルシーなプリンのようなものらしいです。有名なものらしいのですが、私は今まで知りませんでした。知らないまま食べに行って、写真見る限り、ちょっと杏仁豆腐みたいな感じだと思って食べてみたら、まじで豆腐でした。ちょっとなめらかな豆腐。甘いシロップをかけて食べるのですが、想像した甘さはなく、つい「まじかよ。」と声に出ました。いや、美味しんですけど、想像と離れた味がして、驚きが先に出てしまいました(笑)
他にも紅豆湯や緑豆湯があります。この2つについても何も知らなかったのですが、よく一緒にご飯を食べてくれた子が晩ご飯を食べた帰りに、デザートを食べに行こうと連れて行ってくれた先で知りました。それまで、甘いものをほとんど食べていなかったので、「やったー。甘いものが食べれる!」と、うきうきした気分でついていきました。そのお店は屋台のような感じで、持ち帰りのみの販売でした。そこで、「紅豆湯と緑豆湯どっちがいい?」と、画像を見せてくれたのですが、ほんと漢字を見ていただいたらわかると思うのですが、どっちも豆なんです。あれですよね、ここでも、デザートと言われてプリンとかアイスとか、おしゃれなカフェで出されるようなものを想像していた自分がどれほど想像力の足りない愚かな人間かと思い知りましたよね(笑)。ほんと、心の中では、「どっちも豆じゃねーか!!」って叫びました。でも、これも美味しんです。
紅豆湯は、小豆を煮込んだやつに、自分で選んだ白玉的なのをいれてくれるもので、日本のぜんざいのようなものです。ただ、ぜんざいにある甘さは感じられませんでした。ほんとに、小豆を煮ました!って感じの味です。
緑豆湯に関しては、ほんとに豆です。迷うことなく豆です。小さい豆がいっぱいです。買って容器を開けてスプーンでグルっと回したときの豆しかない感半端なかったです(笑)。これも、食べてると美味しんですよ。くせになるって感じです。

 

あとデザートで有名なのは、かき氷ですよね。やっぱり台湾のかき氷と言われて想像するのは、マンゴーがいっぱいのっているふわふわで、口に入れたらふわっと溶けるおしゃれな台湾のかき氷ではないでしょうか? それもとっても美味しいのですが、今回はそのふわふわかき氷ではないかき氷を紹介します。
私が好きなかき氷は、日本の氷を砕いたみたいな氷に好きなトッピングをして、黒糖のシロップをかけた、名前がわからないのですが、それです。トッピングとして、あんことかタピオカとか豆とか仙草ゼリーという黒いゼリーなどがあります。日本のかき氷機で作ったような氷の上に黒糖のシロップをかけて、トッピングを載せて食べます。ほんと、黒糖が甘いし、冷たさが直接ドーンとくるし、言葉が見つからないのですが、かき氷!!って感じがしてすごく好きでした。

 

という感じで、美味しいものもいっぱいです。他にもたくさんあるのですが、ほんとに食べ物のことばっかりになってしまうので、この辺でやめておきます(笑)。ぜひ、台湾に行った際には、美味しいものたくさんなので、体重のことなんて忘れて、いっぱい食べてください。

次回はまじめに大学の授業内容についてお話します。

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