社会情報学科で学べる「情報学」
黒田正博 准教授
■ 専門分野
 計算機統計学 ■ 担当科目(学部)
 データ解析基礎|情報リテラシー
 応用情報リテラシー|プログラミング基礎
 応用プログラミング|システム管理
 データベース|ネットワーク入門
■ 担当科目(大学院)
 情報データ解析特論
■ リンク
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 インターネットの普及に伴い、スマートフォンなどの情報端末で、どこでも誰でも何時でもリアルタイムで最新の情報を得ることができるようになりました。
 私たちは日々膨大な情報に囲まれて生活していますが、大量の情報から必要なものだけを抽出・整理をすることは意外と難しく、たちまちその量に圧倒され、どこから手をつければ良いのかわからなくなるという体験がだれしもあるのではないでしょうか。ここで「情報学」という学問が大変役立ちます。
 情報学では、大量の情報の中から有用なものを見つけ出すための「方法」を学ぶことができ、特に、「データベース」や「統計学」は強力な武器になります。これらはもともと理系の学問ですが、理系の科目が苦手な人でも、大丈夫です。最近のコンピュータやアプリの機能は充実しており、これを使いこなす力さえあれば、理論が多少わからなくても誰でも情報を処理することができます。例えば、スマートフォンの構造を知らなくても、自在に利用できているのと同じです。
 文科系の情報学では、理屈ではなく、コンピュータをどう使えば良いのかといった方法を学びます。理論より実践を重視するのです。そのためには、高いコンピュータスキルやアプリの利用技術を習得することが重要ですが、コンピュータに興味があれば大丈夫です。そして、情報を整理・抽出をする上で重要なことは、いろいろな視点から柔軟に考える姿勢(柔軟性と発想力)です。料理人が自由な発想で創作料理を作るのと似ています。
 料理の素材(情報)は、経済や経営、政治や政策などに関する「データ」です。情報のベースにあるこれらの学問分野(経済や経営、政治や政策など)を知っていることは情報を処理する上での強みになります。様々な調理方法(データ処理方法)で独自の創作料理をつくってみましょう。
 ビッグデータ時代の社会では、そのような人材を求めています。情報に興味を持っている皆さん、社会情報学科で情報学を学んでみませんか。

Department of Socio-Information, Faculty of Informatics, Okayama University of Science.