専攻長からのメッセージ

　　専攻長　大藪　亮

　

社会情報専攻は「ユニークで専門性が極めて高い」大学院です。

これまでは「情報」といえばどちらかといえば「コンピュータ」，「情報処理技術」などのような語感から技術的な側面で捉えられがちでした。学術的利用，シミュレーション技術，生産技術，データ管理などです。しかし，実は社会そのものが情報の集合体，情報の宝庫なのです。情報を社会から収集し，それらの中から新たな情報を見つけ出したり，新たな情報を加工・創出して社会に提言・提案していくことはわくわくするような面白さがあります。

一方，コンピュータ技術の発展やインターネットによるネットワーク基盤の整備による情報化の進展が，私たちの政治，行政，経済，組織，コミュニティといった社会全般にどのような影響を与え，我々はそれに対してどのように対処していけばよいのかを学際的に考えることのできるユニークな場所でもあります。

社会科学，人文科学，情報科学の多彩な専門家が皆さんを教育，研究指導し，高い専門性を持った人材として社会に送り出します。

さあ，社会情報専攻の門を叩いてみてください。そして，一緒に「社会情報」の研究をしていこうではありませんか。