2008.3.4



2008年2月21日 9:10〜10:00

韓国富川市の正明(ジョンミョン)高等学校の1,2年生30名が社会情報学科に見学に来られました。加計学園との交流協定行事の一環として,岡山理科大学附属高等学校 を中心に,倉敷芸術科学大学,岡山市長,観光地を訪問する中で,岡山理科大学の本学科に来られたわけです。21号館4階の情報処理実習室2での実習と,21号館7階の研究室やゼミ室を見学 されました。

今回は,その実習授業のアシスタントを務めてくれた近藤君のレポートで,訪問の様子をお届けします。


今日は,韓国の正明高等学校の生徒のみなさんが,岡山理科大学の社会情報学科を訪問されました。遠いところからお越しいただき,ありがとうございます。

 森先生の流暢な韓国語の挨拶で始まりました。生徒さんたちは,みな真剣に森先生の言葉に耳を傾けています。うちの学生とは大違いだなぁ。あっ,森先生の韓国語は最初だけ。あとは,日本語で,通訳の方が逐一訳されての授業です。でも,聞くところによると,彼らは日本語も勉強しているとのこと。きっと,森先生の日本語自体,理解しているのかも。

 

われわれ森ゼミ生もアシスタントとして駆り出されました。言葉の壁があるのが心配でしたが,意外と何とかなりました。どうやら分からないところは,万国共通のようです。 

授業は,社会情報学科の4つの「しおり」を話題に進行。この「しおり」はクイズ形式になっていますが,そのうち3つをそのままクイズ形式で出題して,答えを考えてもらう中で,社会情報学科では,どんな勉強をするのかを理解してもらっていました。1つ目は,ポイントカードのからくり,2つ目は,日本でのレジ袋の年間消費数,そして3つ目は,日本の武者を描いた絵のおかしいところを見つけるものです。みんな,一生懸命考えています。先生が問題をハングルに訳していたのが,よかったのだと思います。


翻訳されたしおり(日本語バージョンはこちら

 

「しおり」の問題からは,文化の違いも垣間見えることも。韓国では,ポイントカードは日本と同じようですが,レジ袋はすでに有料化されていて,環境対策は一歩進んでいるようです。一方,日本の「武者」と「侍」は混同されているようでした。森先生は,映画「ラストサムライ」を例にあげ,時代の違いなどを解説しておられました。私たちも他国の歴史を知ることの大切さを学んだ気がします。

  

クイズを終えると,最後の「しおり」のネタである顔グラフを,実際にExcelを使って,作成しました。Windowsの操作性は世界共通。どんどん作業していきます。 作成された顔が「可愛い」と大好評!

 

ここでは質問が最も多く,アシスタントは師走のような忙しさでした。とはいっても,何度も学科訪問のアシスタントをさせてもらっているので,今までの経験から ,必然的にどこにトラブルがあるかが大体把握できています。よって,重大なトラブルもなく無事に進めることができました。何事も経験は大事といえるでしょう。

拍手の中無事終了。アシスタントのみなさんもお疲れ様でした。


文:近藤拓行|作文お手伝い:赤木美智,小林聖豊|写真:浜辺真弘(森ゼミ04生)